研究課題/領域番号 |
16520126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
久保木 秀夫 国文学研究資料館, 文学資源研究系, 助教 (50311163)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 和歌文学 / 散佚歌集 / 古筆手鑑 / 古筆切 / 古典籍 |
研究概要 |
当該研究は、散秩歌集に関する資料を発掘・調査・考察・集成して、古典和歌研究の発展を促すことを目的としている。そのための研究計画、及び研究成果は次のとおりである。 1.全国各地に伝わる学界未知の古筆資料を調査・収集・整理して散侠歌集切の発見に努めること。 2.従来の学界において存在が忘れられ、あるいは重要性が看過されてきた散侠歌集関連資料の再発掘・再評価に努めること。→石水博物館蔵手鑑など24点の古筆手鑑類を調査・撮影した。また天理大学附属天理図書館などにおいて関連する古典籍等を閲覧した。その結果「11研究発表」欄に掲げた成果以外にも、例えば『歌苑抄』『歌枕名寄』『新浜木綿集』『六花抄注』『厳宝准后集』その他に関する新たな知見を得ることができた。これらについては今後より深い考察を加えた上、逐次公表していく予定である。 3.そうして得られた諸資料の意義等に関して、学術的価値が認められた場合には論文等の形で逐次発表していくこと。 →『具平親王集』『良玉集』『源氏物語歌集』『松吟和歌集』といった、散佚歌集及び関連資料についての成果が得られたので、各々論文として発表した。その一部については「11.研究発表」欄を参照のこと。 4.拙稿「散佚歌集切集成本文篇」(『調査研究報告』23号,2002年ll月)の増補、及び索引作成を行うこと。 研究成果報告書に「散侠歌集切集成 増訂第一版」として収めた。またこの「増訂第一版」のみを別刷として、大学等機関及び個人研究者に配布した。索引についてはウェブ上での公開を検討している。 5.既刊古筆資料のデータベース化、准びその一般公開に向けたモデルの構築とデータの点検。 →国文学研究資料館HPにおいて「古筆切所収情報データベース」の公開を開始した。 6.複製本・影印本として刊行されている諸歌集の古写本類の筆者(含・伝称)一覧の作成を作成すること。→現在作成中である。
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