研究課題/領域番号 |
16520131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
浜名 恵美 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (20149355)
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研究分担者 |
津田 幸男 筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (40180004)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | シェイクスピア / 異文化コンフリクト / 異文化コミュニケーション理論 / 異文化理解 / 演劇を使った教育 |
研究概要 |
1.シェイクスピア研究と異文化コミュニケーションの接合に関しては、異文化コミュニケーション学会と日本シェイクスピア学会における発表及び3度の海外出張を含めて、ほぼ予定通りに研究を行った。平成16年と18年の連合王国(ロンドンとストラットフォード)ではシェイクスピア作品の上演の最新動向の調査及び資料収集を行い、平成17年の異文化コミュニケーション研究所(オレゴン州)主催夏季ワークショップへの出張では、ステラ・ティン・トゥーミー教授主宰の"Intercultural Conflict Management : A Mindful Approach"に参加し、本研究が分析モデルとして準拠している「文化基盤状況コンフリクト・モデル」の最新動向を把握した。あわせて、10作品(喜劇、悲劇、歴史劇、問題劇、ロマンス劇、各2篇)における異文化コンフリクトの管理・解決を同モデルに基づいて重点的に分析した。この分析の結果から、同モデルを適用することの有効性と課題を明らかにし、最終的に同モデルの再検討を行い、シェイクスピア演劇に適用する場合の注意事項を指摘した上で、シェイクスピア演劇における異文化コンフリクト分析に適用可能な同モデルの修正案を提示した。 2.異文化コミュニケーション理論、実践的理論と方法論的モデルの検討に関しては、異文化コンフリクトの最大の原因である「言語対立(language conflict)」について重点的に研究を行なった。またホームページを開設し、研究者間の意見、情報交換も行なった。これらの研究活動を通して、情報提供し、課題の追究を支援した。 3.本研究に関係する成果として、関連学会における口頭発表の他に、学術雑誌論文5本、著書6冊を出版した。 4.今後は本研究を発展させて、シェイクスピアと異文化パフォーマンスの研究を行う計画である。
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