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20世紀前半の大西洋間文化交流とパリのアフリカン・アメリカンに関する文化史的考察

研究課題

研究課題/領域番号 16520135
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ語系文学
研究機関東京外国語大学

研究代表者

荒 このみ  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (90119529)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアフリカン・アメリカン / ハーレム・ルネサンス / ニグロ・レヴュー / ジョセフィン・ベイカー / パリ / ニューヨーク / イースト・セントルイス / 人種暴動 / ジョセフィーン・ベイカー / 1920年代 / ラルフ・エリスン / WEBデュボイス / ジョセフイーン・ベイカー / 黒人 / ハーレム
研究概要

研究課題「20世紀前半の大西洋間文化交流とアフリカン・アメリカンに関する文化史的考察」において、研究作業の一部には、この時代のアメリカとフランスをつなぐ文化一般、およびアフリカン・アメリカンの代表的存在ジョセフィーン・ベイカーに関する文献を揃えることがあったが、十分とは言わないまでも、かなり満足のいく程度にまで、文献を揃えることができた。その結果、ジョセフィーン・ベイカーの存在理由が、ますます強く認識されるようになり、研究期間内において、単行本として出版することは実現しなかったが、かなりたくさんの研究論文を書き上げることができた。今日、アメリカ合衆国における「人種分離(レイシャル・ディヴァイド)」は、法律上の平等化にも関わらず、ますます明白になってきているが、そのような状況にある、「アメリカ」を深く理解するためにも、ジョセフィーン・ベイカーの存在は大きく、エンタテイナーとして文化交流に尽くしたのみならず、レジスタンスの活動家として、人種平等の世界構築および世界平和を希求した姿勢・その活動は、今、十分に評価することが緊急の課題である。研究の具体的目的は、ジョセフィーン・ベイカー論を書くことであるが、もとより、その文化的・社会的背景を抜きにして論じることはできない。報告書においては、フランスで生涯を終えることになった、ジョセフィーン・ベイカーのアメリカ時代、その人種差別の背景を、1917年に生まれ故郷のイースト・セントルイスで発生した人種暴動を、その象徴的な出来事として捉え、伝記の一部を加えている。これから本格的に執筆するジョセフイーン・ベイカー論の端緒である。科学研究費補助金により、この2年間、当時のアメリカにおける文化状況、およびアメリカの奴隷制度に関わる文学作品の分析・読解・研究発表・論文作成を精力的に行うことができた。また、上記の研究を通して、さらに研究テーマが広がってきたことも、この科学研究費補助金を受けたおかげである。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (11件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 124番地・身体化する<異郷>-トニ・モリスンの『ビラヴド』2006

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      総合文化研究 9号

      ページ: 72-107

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 124 Bluestone Road, the Unhomely Home of Toni Morrison's Beloved.2006

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 雑誌名

      Trans-Cultural Studies Vol.9

      ページ: 72-107

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 『ルーツ』から「ネイション・オブ・イスラム」へ2005

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      総合文化研究 8号

      ページ: 18-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] "ニグロ"のイディオム2005

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      ミステリ・マガジン 591号

      ページ: 14-17

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] スレイヴ・パワーからブラック・パワーへ2005

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      史料で読むアメリカ文化史(2)(東京大学出版会) (所収)

      ページ: 274-286

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] From Roots to Nation of Islam.2005

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 雑誌名

      Trans-Cultural Studies Vol.8

      ページ: 18-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] "Negro" Idiom.2005

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 雑誌名

      Mystery Magazine No.591

      ページ: 14-17

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] From Slave Power to Black Power.2005

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 雑誌名

      American Cultural History 2 (U of Tokyo P.)

      ページ: 274-286

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 『ルーツ』から「ネイション・オブ・イスラム」へ2005

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      総合文化 8号

      ページ: 18-34

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] アメリカにおけるイスラーム・プレゼンス2004

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 雑誌名

      総合文化研究所ブックレット 9号

      ページ: 1-9

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Islam Presence in America.2004

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 雑誌名

      Institute of Transcultural Studies Booklet Vol.4

      ページ: 1-9

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [図書] アフリカン・アメリカン文学論-「ニグロのイディオム」と想像力2004

    • 著者名/発表者名
      荒 このみ
    • 総ページ数
      265
    • 出版者
      東京大学出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要 2004 実績報告書
  • [図書] Ralph Ellison and Individuality.2004

    • 著者名/発表者名
      ARA Konomi
    • 総ページ数
      265
    • 出版者
      U of Tokyo P
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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