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写本により変形された「仏」「老」異言語原典の支謙訳経上での交錯

研究課題

研究課題/領域番号 16520220
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 各国文学・文学論
研究機関同志社大学

研究代表者

小池 一郎  同志社大学, 言語文化教育研究センター, 教授 (30148374)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード老子 / 郭店楚簡 / 馬王堆帛書 / 王弼 / 支謙 / 法句経 / 義足経 / ブッダ / ダンマパダ / スッタニパータ / 漢訳仏典 / 楚簡老子 / 帛書老子 / 訳経
研究概要

本研究は、『老子』の写本系統、支謙の漢訳仏典、最古のパーリ語仏典の読解の三分野を主な研究対象とした。その研究成果は次の通りである。
『老子』の古写本、刊本の収集・読解作業を進めて、そのテキスト流伝の根本的な問題について考究し、一定の結論に達した。この研究のための基礎研究として、用書『老子』の校注作業を、郭店楚簡および現行各本との比較に重点を置いて進め、これを完成することができた。
『ダンマパダ』、『スッタニパータ』の写本系統について調査し、関連資料の収集、読解を行い、両仏典の写本流伝について基本的な理解を得た。
パーリ語仏典の『スッタニパータ』アッタカヴァッガ篇および『ダンマパダ』の原典を読解し、支謙漢訳の『義足経』『法句経』との比較対照を全詩句について完了した。
王弼の老子注、支謙の漢訳仏典について、それぞれ研究を進めて、支謙訳の『法句経』が王弼注の影響を強く受けていることを指摘し、これを論文「『法句経』と『老子』をめぐる写本上の若干の問題について」として発表した。
以上の研究を踏まえて、以下の三点を研究成果報告書として提出した。
(1)論文「『老子』テキスト流伝の諸特徴」
(2)論文「支謙の訳業とブッダの言葉」
(3)校注「馬王堆帛書『老子徳道経』校注」
支謙の初期大乗経典の訳業、『義足経』の典拠調査、帛書校注の精度を高めること等は、今後の研究課題としたい。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 『法句経』と『老子』をめぐる写本上の若干の問題について2006

    • 著者名/発表者名
      小池一郎
    • 雑誌名

      言語文化(同志社大学言語文化学会) 8巻3号

      ページ: 485-518

    • NAID

      110004297982

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Some Problems of Munuscript on the Chinese Dharmapada(the Faju-jing)and the Laozi2006

    • 著者名/発表者名
      Ichiro KOIKE
    • 雑誌名

      Doshisha Studies in Language and Culture Vol. 8, No. 3

      ページ: 485-518

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 『法句経』と『老子』をめぐる写本上の若干の問題について2006

    • 著者名/発表者名
      小池一郎
    • 雑誌名

      言語文化 8巻3号

      ページ: 34-34

    • NAID

      110004297982

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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