研究課題/領域番号 |
16520223
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
栗林 均 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (30153381)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | 至元訳語 / 華夷訳語 / モンゴル語 / 対訳語彙集 / ローマ字転写 |
研究概要 |
本研究は、中国で編纂された『至元訳語』『華夷訳語』「韃靼館訳語」『北虜訳語』等の中国語とモンゴル語との対訳語彙集(「漢蒙対訳語彙集」)をモンゴル語学の観点から研究するものである。主たる目的は、(1)それらの書誌学的な情報を整理した上で異本の校訂作業を行うこと、(2)モンゴル語史の観点からそれぞれの語彙集に収録されたモンゴル語の音声的、意味的な特徴を明らかにすること、(3)それらを互いに比較することによってモンゴル語の語彙の変遷を明らかにすることである。 研究期間中に、『至元訳語』と『華夷訳語』(甲種、乙種、丙種)について漢語訳語、漢字表記モンゴル語、およびそれのローマ字転写のデータをすべて計算機に入力して、本文の校訂作業を並行して行った。入力したデータを元に、それぞれの語彙集の「漢字表記モンゴル語索引」「音訳漢字索引」「漢語訳語索引」を作成し、さらにそれらを統合して異同の比較を可能とする「漢語索引」と「モンゴル語索引」を製作した。『華夷訳語』の甲種本については研究成果報告書としてこの報告書概要とともに提出している。 また、平成18年3月には、東北大学東北アジア研究センターから『「御製満珠蒙古漢字三合切音清文鑑」モンゴル語配列対照語彙』(東北アジア研究叢書第20号)を公刊したが、これは本研究に関連して、漢蒙対訳語彙集の清朝時代における発展形として位置づけられるものである。
|