• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

アブハズ語テキストの分析と基礎語彙集の作成

研究課題

研究課題/領域番号 16520236
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 言語学
研究機関名古屋大学

研究代表者

柳沢 民雄  名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (80220185)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアブハズ語 / テキスト / 基礎語彙 / カフカース諸語 / 言語類型学 / 語彙集
研究概要

本研究は,北西カフカース諸語に属するアブハズ語のテキストの分析と基礎語彙集の作成である。この作業にあたってはアブハズ語母語話者の協力を得た。特に基礎語彙集の動詞活用変化は,アブハズ語母語話者より蒐集した資料に全面的に基づいて記述・分析したものである。本研究報告書は二部より成っている。第1部は「アブハズ語テキストの分析」であり,神話テキスト1編と民話テキスト4編を分析・翻訳した。テキストのキリル文字表記に続いて,それを音韻表記で転写し,その各語にグロスを附け,文法分析を行っている。さらにテキストに現れる動詞複合体を詳細に分析した註も附し,全テキストを英語に翻訳している。また民話テキストにしばしば見られる小辞の働きを分析した論文も附した。第2部は「アブハズ語基礎語彙集」であり,これまでの科学研究費補助金によって行われた6回に亘る現地調査によって蒐集した資料を基にして,基本動詞の活用を中心に辞書形式に纏めたものである。特に動詞は、アクセントや母音シュワーの出没とともに現在形、アオリスト形,命令形(それらの三つの形は全てそれぞれの否定形も含む)の三つの形が必ず記述されている。特に重要語においては様々な派生形を含めて,その活用を網羅的にインフォーマント調査し、体系的に記述するよう試みた。また動詞接頭辞のスロット配置構造を記述し,各動詞の接頭辞がどのスロットに充填できるかを記述している。このような動詞の体系的な記述やスロット配置構造の記述は,斯学において初めての試みであろうと思われる。また補遺として、この語彙集に含まれるほぼ全ての動詞を語幹部分からアルファベット順に配列した「アブハズ語動詞の逆引き辞書」を附した。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Schwa in Abkhaz2005

    • 著者名/発表者名
      Yanagisawa Tamio
    • 雑誌名

      Japanese Slavis and East European Studies Vol.26

      ページ: 23-36

    • NAID

      110004757927

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Prefixal Particles in Abkhaz2005

    • 著者名/発表者名
      Yanagisawa Tamio
    • 雑誌名

      Typological Studies Vol.1

      ページ: 61-70

    • NAID

      120000886060

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] アブハズ語アクセントとachwaについて(1)2005

    • 著者名/発表者名
      柳沢 民雄
    • 雑誌名

      言語文化論集(名古屋大学言語文化部・国際言語文化研究科紀要) 27巻1号

      ページ: 185-204

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Schwa in Abkhaz2005

    • 著者名/発表者名
      Yanagisawa Tamio
    • 雑誌名

      Japanese Slavic and East European Studies Vol.26

      ページ: 23-36

    • NAID

      110004757927

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Abkhaz Accent and Schwa (1)2005

    • 著者名/発表者名
      Yanagisawa Tamio
    • 雑誌名

      Studies in Language and Culture (Graduate School of Languages and Cultures Nagoya University) Vol.27, No.1.

      ページ: 185-204

    • NAID

      110004688136

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] アブハズ語アクセントとschwaについて(1)2005

    • 著者名/発表者名
      柳沢 民雄
    • 雑誌名

      言語文化論集(名古屋大学言語文化・国際言語文化研究科紀要) 第27巻第1号

      ページ: 185-204

    • NAID

      110004688136

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] アブハズ語の動詞構造の研究2004

    • 著者名/発表者名
      柳沢 民雄
    • 総ページ数
      456
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi