研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「平安鎌倉時代における儀軌・次第訓点資料の漢文訓読語史的研究」の課題の下に、平成16年度より平成19年度に至る研究計画を実施に移し、最終報告の機会を迎えた。研究は、以下の通りに実施した。1)本研究に従事する前から、また、本研究においても、近畿地方の寺院の経蔵に納められている平安鎌倉時代の儀軌・次第訓点資料の原本調査を行なってきた。その蓄積により、研究実施者の手許に集積した資料のうち、特に、儀軌・次第資料に関して、その訓読の展開の当初の有り様、また、平安時代も中期と院政期の資料を取り上げて、平安中期においても、訓読語の伝承的側面があること、逆に、院政期の資料においても訓読語の改変の実態があることを、「儀軌の訓読語と加点」論文に纏め、「平安鎌倉時代における儀軌・次第訓点資料の漢文訓読語史的研究」基盤研究(C)研究成果報告書に報告結果とて登載し、公にした。2)儀軌・次第訓点資料の資料性の問題として、関係僧侶の言語集団等のおける属性が問題となるが、「僧名露視稿(二)」として、「野澤血脈集」を取り上げ、僧名・房号の索引を作成し、整えて、「平安鎌倉時代における儀軌・次第訓点資料の漢文訓読語史的研究」基盤研究(C)研究成果報告書に登載した。また、同成果は、以下のホームページに、既に公開済である。http://home.hiroshima-u.ac.jp/mmatumo/http://web.mac.com/mmatumo/
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小林芳規博士喜寿記念国語学論集
ページ: 225-237
This language study thesis collection of Dr. Yoshinori KOBAYASHI seventy-seventh birthday anniversary
築島裕博士傘寿記念国語学論集
ページ: 247-262
日本学・敦煌学・漢文訓読の新展開
ページ: 59-77
Dr. hiroshi-TSUKISHIMA sauju commemoration Japanese philology theory collection
Japan study, Tonkho study, New development of Chinese writing Japanese reading
表現技術研究 創刊号
ページ: 51-58
http://home.hiroshima-u.ac.jp/mmatumo/
http://web.mac.com/mmatumo/