研究課題/領域番号 |
16520289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
屋名池 誠 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (00182361)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 平面上の文字配置 / 平面に対する文字列の方向 / ブロック / ブロック複合体 / 機能プロック / 見出し / 目次 / 文字列配置方向 / 板碑 / 棟札 / 護符 / 呪符 / 逆さ文字 / 文字列展開方向(書字方向) / 散らし書き / 絵双六 / 古地図の注記 / 文字組み / マンガのコマ進行 |
研究概要 |
言語は音列が時間の順に展開する1次元的存在であるのに対し、文字は平面図形であり2次元的存在である。言語が持たないもう一つの次元に文字表記独自の世界が広がっている。この世界まで見てゆかなければ文字表記の全貌を捉えたとは言えない。 本研究では、文字列が書かれる平面(紙媒体では紙面、電子媒体ではディスプレイの画面など)と文字列との関係を、平面における文字列の「方向」と「位置」という二つの面から研究した。 1.文字列の平面に対する「方向」が持つ機能について研究し、次の点を実証した。 ・前近代の地図、絵図などでは、文字列の配置される方向が、さまざまな情報(表記される対象の正面性や序列、運動の方向、空間の非対称性)を担っていたこと ・呪符(お札)などでは、通常の方向を逆転させ上下逆にすることが非日常性の表示(呪力を強める効果があるとされる)となること 2.文字表記の平面上でのまとまりの単位として「ブロック」を設定し、 ・ブロックがいくつか組み合わさり、きまった順序で読まれる「ブロック複合体」の諸類型を発掘した。 ・見出し、ヘッダー、目次など、「機能ブロック」(特定の機能を持つブロック)の発達・展開の歴史を明らかにした。
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