研究課題/領域番号 |
16520292
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
富澤 直人 山形大学, 人文学部, 助教授 (40227616)
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研究分担者 |
丸田 忠雄 山形大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10115074)
鈴木 亨 山形大学, 人文学部, 助教授 (70216414)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | タイプシフト / 主述関係 / 関係節化 / 非循環的マージ / Mental property形容詞 / メンタルレキシコン / 有界性 / みせかけの結果構文 / type shift / resultative constructions / verbs of creation / Mental Property形容詞 / mental lexicon / Evaluative-Tier / spurious resultatives / boundedness / predication / relativazation / tough adjective / W-class adjective / resultative constriction / 関係節 / マージ / レキシコン / ワード / 結果構文 / 測定尺度 / 境界性 |
研究概要 |
一定の統語操作や形態的操作により文中の種々の要素が統語的・語彙的・意味的タイプシフトを引き起こすことを明らかにして、この派生上の質的変化に基づいた日英語の諸構文の文法特性を説明した。 1.関係節や話題化構文、長距離wh移動の中間ステップの構造、A移動構文等の節レベルで観察される束縛条件(C)等に関する特異な文法上の振る舞いが、いわゆる非循環的マージ構造において適応する再解釈原理によって、節を述部として再解釈し直す結果として発生することを示した。 2.この再解釈原理が、強結果構文(strong resultatives)における不完全軽動詞(light verb)の移動によって形成される付加構造に適応し、その結果、本構文の統語的特異性が導出されることを示すとともに、この仕組みが創造動詞(verbs of creation)の補部名詞句の統語特性と知覚構文の統語特性を説明することを示した。 3.形容詞句におけるタイプシフトの研究を中心に、レキシコンの言語学、心理学に跨る統合モデルの研究を行い、Mental Property構文において、Agent-TierとEvaluative-Tierの多層意味階層分析に基づき、ヴォイス転換、of/byの交替、コントローラ特性に関する体系的説明を行った。 4.動詞句内のドメインにおけるタイプシフト研究として、結果構文とmake使役構文の有界性制約やアスペクト、構文的生産性の分析を行った中で、有界性制約の違反とされてきた一定の種類の結果構文に関しては、変化主体が素材(material)と産物(product)という二つの要素に分類可能な事象構造を内包するが故に、形容詞結果句が統語上の主語を保証されることなく副詞と再解釈される「みせかけの結果構文(spurious resultatives)」であることを示し、結果構文の類型に新機軸を与えた。
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