研究課題/領域番号 |
16520304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小原 平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10266603)
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研究分担者 |
園田 勝英 北海道大学, 言語文化部, 教授 (70113694)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | the Cely Letters / electronic corpus / XML / TEI / digital image / Middle English / graphology / XMI / electric corpus / digital images |
研究概要 |
書記素レベルでのマニュスクリプト分析と、語彙、文法構造レベルでの言語学的分析を合体させ、XMLフォーマットの電子コーパスを作る3年計画のプロジェクトの最終年度。ホイヘンス研究所のDr.Van Dalen-Oskamからの情報を得ながら、中世文献全般に使えるような標準的なXML Schemaの構築をめざす。平成18年度はドキュメントの詳細な分析を終了させることと、それに基づいたXMLファイルを完成させることを目指した。ファイルのXML化にあたってはTEIP-5を全面的に採用し、その様式に沿ったファイル作りを行った。具体的には、まずHanhamのエディションの内容を忠実に記述し、さらにその誤りの箇所を明確にした。恐らく記述上の誤りであろうと思われる箇所については、Hanhamの内容と、こちらの内容を併記して、どちらも参照できるようにした。さらに、書き加え、書き直し等の部分についても、はっきりそれと分かるように表記した。このXMLファイルのRichard Iの部分は、そのDTDとファイルの本体部分を、研究成果報告書の中に記載してある。なお、18年度はDr.Dalen-Oskamを日本に招聘して、日本英文学会において中世マニュスクリプトの電子化に関するシンポジウムを主催し、現在行っている研究成果を発表している。そしてDr.Dalen-Oskamの来日の際、慶応大学のHUMIプロジェクトの見学や、その他日本の研究者と彼女の意見交換を積極的に行い、この分野の中世学における普及に努めた。最後に、これらの成果をもとにして、小原が平成19年7月にLeedsで開催される国際中世学会において、The Cely Lettersの敬意表現に関する研究発表を行う予定である。また小原は同年11月にワシントンで開催されるTEIの国際学会でも発表を行うことになっている。
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