研究課題/領域番号 |
16520318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
越前谷 明子 東京農工大学, 留学生センター, 教授 (30213549)
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研究分担者 |
深尾 百合子 東京農工大学, 留学生センター, 教授 (90272640)
馬場 眞知子 東京農工大学, 留学生センター, 助教授 (40313308)
田崎 敦子 東京農工大学, 留学生センター, 助教授 (10272642)
本郷 智子 東京農工大学, 留学生センター, 助教授 (60401452)
小熊 貞子 東京農工大学, 留学生センター, 非常勤講師 (70401453)
御園生 保子 東京農工大学, 留学生センター, 教授 (00209777)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 会話教育方法 / 会話の流れ / 談話構成要素 / 共話促進要素 / 会話クイズ / コミュニケーション・ストラテジー / 面接 / 会話能力判定シート / 会話教育法 / 会話の機能 / 上級会話教育 / 会話進行マーカー / 共話 / 会話力 / 多言語能力 / 会話の構造 / 会話文 |
研究概要 |
留学生が日本語使用場面で適切に会話行動を取れるように教育するための上級レベルにおける「会話教育法」を開発するのがこの研究の目的である。本年度は以下の研究実施計画を立てた。 (1)機能分析 昨年度に実施した調査及び会話授業データを文字化し、分析を行う。 (2)収集した会話データ分析 昨年度収集した外国人と日本人との接触場面での発話行動を分析する。 (3)上級会話教育方法開発及び評価 これまで得られた知見を基に、具体的な教育方法を提案し、その評価を試みる。 まず(1)では、文字化されたデータを分析し、発話を談話構成要素と共話促進要素と名付けた2つの要素に弁別した。この2つの要素は、開発した会話教育方法の根幹となるものである。 そして(2)では、収録された外国人と日本人のディスカッション場面の分析から、コードスイッチングがコミュニケーションを促進し、相互理解を促すことを明らかにし、また、面接場面の「まとまり話」の分析からそれを支える表現が抽出され、今後の会話教育や日本人に対するコミュニケーション教育に対する理論的示唆を得た。 また(3)では「会話導入」「会話クイズ」「フィードバック」「会話実習」「会話テスト」と名付けている会話教育の諸方策を開発した。実際の教育場面ではコースの目的や学生のレベルによって組み合わされる方策は異なり、またそれぞれの方策の内容や難易度を変える必要がある。また、特に、上級のために4コマ漫画の英日翻訳を活用した会話教育法も開発した。今年度会話教育方法の評価への試みとして、会話能力判定シート(案)を作成し、また外部の日本語教員による評価も行った。今後開発した教育方法をさらに発展させるとともに、評価について研究を進めていきたい。
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