• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

日本語教育における協働志向の実践研究に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16520329
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関独立行政法人国立国語研究所

研究代表者

金田 智子  独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, グループ長 (50304457)

研究分担者 石井 恵理子  東京女子大学, 現代文化学部, 准教授 (90212810)
文野 峯子  人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10310608)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード日本語教育 / 実践研究 / 協働 / 授業分析 / 教育実践の記録 / データベース / FOCUS
研究概要

日本語教育において,「協働」が注目される中,「協働」とは何か,何をもって「協働」と見なすのかを検討するため,協働志向の実践研究の現状を把握すると同時に,実際に授業分析を行うことにより,「協働」の実態を知ることと分析方法の可能性を探ることを課題とした。
協働志向の教育実践・実践研究のデータベース(全214件。書誌情報に,活動の種類,扱われる言語技能,対象学習者の日本語レベル,データ収集法,分析法等の情報を付加。)を完成し,そのうちの88件を対象に,扱われる言語技能,学習者の日本語能力レベル,研究に用いられるデータの種類を観点に,傾向分析を行った。
傾向として,扱われる技能は「話す」「書く」が多いこと,日本語能力レベルについては,初級から上級まで様々なレベルで「協働」が取り入れられているが,初級であれば「話す」,上級であれば「書く」が多いことがわかった。また,用いられるデータ収集法はアンケートが最も多い反面,協働の実態を捉えるために複数のタイプのデータが用いられていることも明らかとなった。
また,協働を目指した授業を,教育実践者と研究者が分析した。教育実践者は留学生と日本の高校生との協働を目指した授業を行い,その授業の中でどういった協働が起こったのかを,学習者が書いた「振り返りシート」と授業後のフィードバック時の話し合いの記録をもとに分析した。また,研究者は,教師(日本人)と日本語学習者以外に,日本語学習支援者(日本人)を教室に,協働が目指されている授業の撮影データの文字化資料を対象に,授業分析及びコミュニケーション分析のための手法であるFOCUS(J.F.Fanselowが1970年代に開発)を用いて発話をコード化し,質的な分析を行った。これにより,学習者(外国人),教師(日本人),学習支援者(日本人)が存在する教室において学習者同士の「協働」を目指す場合の課題が浮き彫りとなった。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 言葉の授業における言葉のやりとりを分析する2007

    • 著者名/発表者名
      金田智子
    • 雑誌名

      文部科学教育通信 168

      ページ: 22-23

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書 2006 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi