研究課題/領域番号 |
16520331
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
西垣 知佳子 千葉大学, 教育学部, 助教授 (70265354)
|
研究分担者 |
中條 清美 日本大学, 生産工学部, 助教授 (50339272)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | 英語語彙教育 / CALL教材 / 小学校英語 / 日常生活語彙 / 中学校重要語彙 / コーパス言語学 / 英語語彙指導 / 語彙負指導 / 語彙選定 / 英語絵辞典 / 特徴度指数 / 試用実践 |
研究概要 |
「ゆとり教育」を目指した学習指導要領の改訂の結果、「英語語彙数の不足」とその「低い定着率」が問題となっている。その解決策として本研究課題では、小学校から始まる英語活動に関して、中学校の英語学習と有機的に連動させる語彙指導の体系を提案し、検証した。研究の大きな柱には1)「小学生のための日常生活語彙」の選定、2)「中学校重要語彙」の選定、3)CALL教材の開発があった。 1)「小学生のための日常生活語彙」の選定 我が国で初めて、客観的指標に基づく日本人小学生のための日常生活語彙の選定を行った語彙選定はa)「海外・国内英語絵辞書」30冊を分析して得られた5,259語の異なり語からなる「英語絵辞書の語彙リスト」と、b)129万語の「子供話し言葉コーパス」と1千万語の「BNC(大人)話し言葉コーパス」の統計的な比較から得られた「子供話し言葉に特徴的な語彙」の両者を統合して行った。さらにBasic Elementary Reading Vocabularies (Harris & Jacobson,1972)とThe Living Word Vocabulary (Dale & O'Rourke,1981)を参照し、当該語彙の指導学年の資料を付与した500語からなる「小学生のための日常生活語彙リスト」を作成した。 2)「中学校重要語彙」の選定 「中学校重要語彙」は1)6種の中学校教科書を入力して「中学校教科書語彙コーパス」を作成し、2)4種以上の教科書に出現する語彙を選定するという手順で行われた。「中学校重要語彙」は、小学校での学習が想定される上述の「日常生活語彙」との重なりに配慮して、4レベルに分けて教材化された。 3)CALL教材の開発 上記1)の語彙リストに基づき小学生用のCALL教材のプロトタイプを提案した。さらに2)の教材については中学生が楽しく、単語の意味、発音、綴り、用例を総合的に習得できるCALL教材を開発した。開発された教材は実際に中学校の英語選択授業で活用され、中学生の語彙力養成の補助教材となっている。
|