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音声コミュニケーション中心の少人数授業における日本語母語話者のドイツ語習得過程

研究課題

研究課題/領域番号 16520358
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外国語教育
研究機関早稲田大学

研究代表者

星井 牧子  早稲田大学, 法学学術院, 助教授 (90339656)

研究分担者 生駒 美喜  早稲田大学, 政治経済学術院, 助教授 (90350404)
室井 禎之  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60182143)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード第二言語習得理論 / 教授法・学習理論 / 異文化コミュニケーション / ドイツ語教育 / 第2言語習得 / 音声コミュニケーション
研究概要

本研究は、音声コミュニケーションを中心とした少人数授業により、日本語を母語とするドイツ語学習者の発話行動にどのような変化が生じるのかを、文法、語彙・理解方略、音声、コミュニケーション行動の4つの側面から実証的に分析し、少人数授業を通じたドイツ語習得過程を明らかにすることをめざすものである。平成16年度~18年度にかけて、各学期の開始時と終了時に合計11回の調査をおこない、述べ73名の学習者に対してドイツ語母語話者との会話調査を行なった。そのうち、2回以上調査に参加したのは19名、3回以上調査に参加したのは7名である。調査課題は1)自由会話、2)映画のストーリーの説明、3)ロールプレイ、4)あらかじめ用意された会話を音読し、最後の部分だけ指示に従って自由に発話する、の4種類で行なった。調査ではデジタルビデオカメラ2台による録画とDATによる録音をおこない、会話資料はすべて文字化した。また比較のため、同じ課題を母語話者にも行なってもらっている。本研究の分析結果としては、ポーズの長さや出現する位置、先行する発話への反応速度の変化など音声面での変化、統語構造の複雑化と使用語彙の拡大、コミュニケーション上の問題が生じた際に使用するストラテジーの頻度やレパートリーの拡大など、音声コミュニケーションを中心とした少人数学習者の言語行動のさまざまな側面に変化が現れていることが確認されている。また転記上に見られる問題点からも、日本語を母語とする学習者言語は複雑かつ動的な性質を持つことが確認できる。ただし学習者によって変化の幅が異なることからも、学習歴との関係も考慮する必要があることが必要だと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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