研究課題/領域番号 |
16520359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
DAVID Aline (ALINE David) 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (70289958)
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研究分担者 |
細田 由利 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (70349124)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 小学校 / 英会話活動 / 会話分析 / 第二言語習得 / 教室相互行為 / 相互行為能力 / 公立小学校 / 観察研究 / 児童英語教育 / 国際理解教育 |
研究概要 |
本観察研究は、全国の公立小学校における英会話活動のクラスの教室相互行為を観察し、教室内ではたして実際に何が起こっているのか描写した。そのために、会話分析という分析の道具を使用した。 本研究で観察された英会話活動のクラスは全国10地域の公立小学校の中から無作為に抽出された12校における15クラスである。すべてのクラスは録音・録画されて文字化などを通して詳細に渡って分析された他、担当教師、学校長、国際理解クラス担当教師などのインタビューやそれぞれの学校の資料も分析された。今回のデータ収集、データ処理、データ分析および研究発表に使用された最新テクノロジーを紹介し、テクノロジーが語学教室研究に与える効果も論じた。 分析の結果、まず、それぞれの英会話活動のクラスで児童たちはそれとなく英語会話における発話順番の取り方を習得し、その発話順番を通常のタイミングで取ることに志向していることがわかった。次に、児童たちが語学学習アクティビティに積極的に参加しており、たとえ教師の指示がないところでも自発的に英会話学習活動と思われることをしていることがわかった。また、本データに見られた人の日本人学級担任の教室相互行為への参加パターンを挙げ、それぞれのパターンの教室相互行為に与える影響について論じた。更に、英会話活動教室で頻繁におこる拍手喝采に注目し、その拍手喝采は相互行為においてはたしてどのような役割をもつものかについて検証した。 おわりに、会話分析という分析道具が児童英語教室の研究にいかにして貢献できるかについて論じた。また、英会話活動のクラスの将来の方向性についても考察した。
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