研究課題/領域番号 |
16520365
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 大阪教育大学 (2006) 関西大学 (2004-2005) |
研究代表者 |
本田 勝久 (2006) 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (60362745)
望月 通子 (2004-2005) 関西大学, 外国語教育研究機構, 教授 (20219976)
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研究分担者 |
佐久 正秀 大阪信愛女学院短期大学, 人間環境学科, 講師 (30390131)
本田 勝久 大阪教育大学, 教育学部, 専任講師 (50362744)
船城 道雄 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (00022210)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 英語教育 / 日本語教育 / 教室内モティベーション / 質的・量的研究 / 実証的研究 / タスクモティベーション / 自己決定理論 / ディモティペーション / ディモティベーション / SDT(Self-Determination Theory) / WTC(Willingness to Conmunicate) / WTC (Willingness to Communicate) / 外国語教育 / SDT (Self-Determination Theory) / 学習者要因 |
研究概要 |
外国語教育におけるモティベーションの研究は、これまで社会心理学的なアプローチを主流として進められてきた。しかしながら、Gardner(1985)らが主張しているような目標言語や目標文化に対する統合的動機づけのような枠組みは、日本のような言語環境下にある学習者には必ずしもあてはまらない。外国語学習において、学習者のモティベーションは学習プロセス、学習内容、学習方法などによって、高くなったり低くなったりするなどの可変性を有している。したがって、外国語学習の改善には、刻々と推移する「教室内モティベーション」に関する研究が必要である。本研究では、日本の英語教育や外国人のための日本語教育における学習者のモティベーションを、従来の社会心理学的なアプローチによって調査・分析するとともに、日常の授業における「教室内モティベーション」に関しての質的・量的研究を実施した。具体的には、自己決定理論の日本人英語学習者への拡張として、内発的/外発的動機づけの構成概念の妥当性を検証した。さらには、Clement & Kruidenier(1983)の5つのタイプの学習志向性との関係が測られ、尺度の結果が心理的理論からなされる判断とどの程度まで関係づけられるのかが検証された。また、日本語作文における学習者の文法性判断能力と文法修正能力、日本語習熟度、モティベーションとの関連を考察するため、初級〜上級レベルの日本語学習者45名、日本語母語話者35名を被験者として、日本語作文の文法性判断能力と文法修正能力を調査した。 本研究では、これらの調査結果から「教室内モティベーション」を高めるための方法を模索した。モティベーションが低い学習者については外国語学習に対するモティベーションを高め、はじめから高いモティベーションを有する学習者にはこれを維持できるように、あるいはさらに学習意欲を高めるように、理論と実践の両面から「教室内モティベーション」の高揚のための方法論を提案した。
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