研究課題/領域番号 |
16520371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 奈良佐保短期大学 |
研究代表者 |
簗瀬 正子 奈良佐保短期大学, 幼児教育科, 教授 (20259550)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 日韓の英語教育比較 / 創造性 / 教員養成 / 批判的思考 |
研究概要 |
平成13年から3年間の科研費による研究では1997年の第六次教育改革で始まった小学校英語教育を中心に韓国の英語教育の改革の内容を見た。16年からの3年間では韓国の英語教育をテーマとして引き続き研究し次の2つのテーマを立てた。1.10年目を迎える韓国の小学校英語がどのような道を進んでいるか、変化があるとすればその内容は何か2.英語教育がコミュニケーションツールとしてだけではなく創造性を培うことが可能か。韓国の英語教育が「創造性」をどのように培おうとしているか。1に関してはアジアの英語教育はどうあるべきかをアジアで開かれたいくつかの英語教育学会で各国の研究者と情報交換し大局的な見地から韓国の英語教育を観てきた。第六次教育改革に掲げられた生活英語を教えるというテーマは変わらないが、書くことの重要さに気づき技能をバランスよく教えようという方向に向かっている。また10年間の小学校英語教育の総括的文献がいくつか表され、肯定的に受け止められたことから、開始年齢が引き下げられる方向に進んでいると思われる。教員養成に関しては江原道での研修に参加しその内容を発表した。テーマ2については韓国政府が掲げる「創造的な人間」をどのように教育を通して造り出そうとしているかを観た。日韓の英語学習者に自由英作文を書いてもらい「創造性」を形容詞の使用、コミュニケーション方略の見地から分析した。ただし両国を比較する点では条件を揃えるのが難しく、分析はしたが結論を出すまでには至っていない。小学校の教科書分析は「創造性」をどのように培おうとしているかを知るための有効な手段であるが、来年度にこれまで5年間使われた教科書に代わり新しい教科書が出てくるので、それらを更にタスク理論等を参考にしながら今後も分析を続けていきたい。
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