研究課題/領域番号 |
16520377
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
高木 俊輔 立正大学, 文学部, 教授 (90022186)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,350千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 農民日記 / 村落生活史 / 地域情報 / 庶民の日記 / 社会史 / 家族 / 村役人 / 地域文化 / 家旋 / 村後人 / 庶民文化 / 民衆文化 |
研究概要 |
本研究は、幕末維新期を中心とした庶民日記のうち、日常の生活や日々生起することがらを書き留めた日記を対象にして、(1)既刊の諸日記の記述内容を調査し、良質な日記を収集すること、(2)まだ活字化されていない庶民日記の所在情報を集め、良質な日記の採集と解読を行うこと、(3)収集した既刊日記に割付けを施し、一方で未刊日記を解読し、ともに入力して「全文テキスト」を作成すること、(4)その「全文テキスト」にキーワード検索を施すこと、(5)検索によって抽出した歴史情報をもとにして論文を作成すること、を課題とした。本研究の4年間は、常々良質な庶民日記の所在情報・刊行状況の把握につとめ、その中から良質な日記の収集を進めてきた。良質な内容を備えていてまだ活字化されていない庶民日記については、調査・収集を行い、収集したものについては、デジカメ撮影分も含めて解読・筆記をすすめてきた。これまでの段階においてもかなりの労力を費消したが、さらに収集した日記や解読・筆写したものの中から、数点の日記については割付けを行い、一部は自力入力を行い、多くは外部に入力を委託し「全文テキスト」を作成した。その結果、「研究成果報告書」の研究成果の最初に所載したように、100をこえるデータを整理し、また「全文テキスト」から歴史情報を抽出した結果を、それぞれ「大黒屋日記」では「幕末維新期農民日記にみる地域情報」、「門屋養安日記」では「幕末維新期の日記史料」、「幕末期中部地方の地域情報」、「古橋家日記」では「幕末維新期豪農日記の研究」など、4つの論文を発表し、庶民日記のもつ歴史研究の素材としての豊かさを示した。
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