研究課題/領域番号 |
16520406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
濱田 宣 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20299332)
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研究分担者 |
木原 ひろ幸 (木原 溥幸 / 木原 薄幸) 徳島文理大学, 文学部, 教授 (60035889)
加藤 優 徳島文理大学, 文学部, 教授 (20309694)
古田 昇 徳島文理大学, 文学部, 教授 (30299333)
青木 毅 徳島文理大学, 文学部, 助教授 (70258317)
佐藤 昭嗣 岡山商科大学, 商学部, 助教授 (30319933)
青野 春水 広島大学, 教育学部, 名誉教授 (20044068)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 仏教史学 / 歴史学 / 仏教美術 / 寺院史 / 聖教 / 石造物 / 地形分析 / 尾道 |
研究概要 |
本研究は、広島県尾道市に所在する真言宗醍醐派西國寺が所蔵する聖教を中心とした所蔵文化財の全貌を明らかにして、由緒ある西國寺の歴史と文化の本格的な解明を行うとともに、資料の整理・保存までも視野に入れて後世への文化財の保存継承にも資することを目的としている。 平成16〜18年度の3年間、当初見込んだ約2万点の西國寺所蔵文化財の全貌解明に向けての確認調査(資料調書作成・写真撮影)、調査済み資料の電子データ化とそのデータと原資料の照合、地形調査、石造物調査等を実施した。これまでに調査確認した資料点数(電子データ化した資料点数)は、聖教7,018点(2,880点)、典籍3,596点(2,233点)、近世・近代資料181点(181点)、仏像53点、仏教絵画類219点、合計11,067点(5,294点)となっている。また、資料整理作業の完了したものは5,454点である。 調査研究成果として、典籍375点のデータをそれぞれ掲載した『西國寺調査研究報告書第2号』(2006)、近世〜近代史料181点のデータと地形環境に関するデータを掲載した『西國寺調査研究報告書第3号』(2007)、聖教1,097点のデータをそれぞれ掲載した『西國寺調査研究報告書第4号』(2007)を出版した。 聖教は、寺院において学問する活動の中で生まれたもので、国語学・国文学・日本史学等の諸学で、近年注目されている貴重な資料である。典籍は、聖教とともに、西國寺における修学活動の状況を明らかにしていくことのできる貴重な資料である。近世〜近代資料は、真言宗寺院としての西國寺の位置付けや、西國寺と信徒などとの関係を考察することのできるものである。 さて、現在、西國寺が所蔵する全文化財の内、54%を調査、26%を電子データ化、11%を資料目録として刊行し終えたが、西國寺所蔵文化財の全貌を明らかにする本調査研究の目標の中途段階であることは言うまでもなく、今後も残り約9,000点の未調査文化財の解明と、電子データ化及び資料目録の刊行を継続しなければならない。なお、平成19年度からの科学研究費補助金申請(研究課題「尾道・西國寺における修学・付法活動の調査研究」)も既に行っている。
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