研究課題/領域番号 |
16520499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
阿久津 昌三 信州大学, 教育学部, 助教授 (30201883)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アフリカ / アサンテ / 死と再生 / 葬儀 / 即位式 / 寡婦 / 王権 / 不平等構造 / 死 / 再生 / 祭祀 |
研究概要 |
本調査研究は、現代アフリカにおける宗教的実践-特に、葬儀及び即位式について、西アフリカ、ガーナ共和国-特に、アサンテ(Asante)、ダゴンバ(Dagomba)、マンプルシ(Mamprusi)、ロダガー(LoDagaa)等の諸事例を中心に、死と再生の理論的研究と日常的実践のディスクールに関する民族学的研究を行った。 アフリカ宗教関係資料収集は、平成16年度には、ガーナ大学アフリカ研究所及びケンブリッジ大学図書館において、平成17年度には、慶應義塾大学、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(以下、東外大AA研)、京都大学アフリカ地域研究センターにおいて重点的に資料収集を行った。これらの資料収集にもとづいて関係資料に関するデータベース化を行った。これらについては報告書のなかに「死と再生の理論と実践」関係目録を収録した。 平成16年度は、ガーナ共和国のアサンテにおいて現地調査を実施した。調査の主題は、(1)アサンテの研究者との意見交換(ガーナ大学アフリカ研究所)、(2)宗教的実践に関する質問紙法及びインタヴュー形式による調査、(3)オポク・ワレ2世の崩御からオセイ・ツツ2世の即位式までの儀礼的な枠組を調査した。 平成17年度は、日本アフリカ学会第42回学術大会(於・東外大AA研)において「王の葬儀と寡婦儀礼-オポク・ワレ2世の事例から」、2005年度比較家族史学会秋季大会(於・摂南大学)において「ミニ・シンポジウム やもめ(寡婦)の処遇」と題するシンポジウムで「アフリカの王権、ジェンダー、寡婦儀礼-人間不平等起源論序説」という口頭発表を行った。
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