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会社法犯罪の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530040
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 刑事法学
研究機関東京大学

研究代表者

佐伯 仁志  東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (10134438)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード会社犯罪 / 経済犯罪
研究概要

本研究は、会社法の大改革期にあたって、会社財産の保護を中心とする会社法の犯罪(会社犯罪)がどのような影響を受け、今後どのようなものであるべきかについて、研究しようとするものである。具体的には、第1に、会社法は、近時、自社株式取得規制の抜本的改正や委員会等設置会社の導入など、多くの改正が行われているが、会社法の罰則規定については変更がない。したがって、これらの改正が現行の会社犯罪の解釈にどのような影響を与えるかが検討されなければならない。そのためには、従来の会社犯罪に関する判例・学説を整理することがまず前提作業として必要であるので、このような前提作業を行うとともに、近時の改正が従来の解釈に与える影響について検討を行った。第2に、新しい会社犯罪のあり方を考える上では、諸外国、特に、わが国の会社法に大きな影響を与えている、欧米の会社法および会社犯罪を参照することが有益であると考えられるので、アメリカ合衆国を中心に、比較法的研究を行った。第3に、会社財産の刑法的保護を考える上では、会社財産が危機に瀕した状態における保護も考慮に入れる必要がある。特に、近時の会社法の研究においては、通常時における会社の法律関係を規制する法を理解するためには、危機時における会社の法律関係を規制する倒産法をも視野に入れて考察する必要があるとの考えが有力になって来ているので、会社に関する倒産犯罪、特に会社更生犯罪の研究も行った。第4に、会社犯罪に対する制裁としては、犯罪収益の没収・追徴が、犯罪の抑止および犯罪被害者の救済の両面で重要であり、特に、後者については、法制審議会において答申がなされたので、この点に関する研究も行った。なお、研究成果の公表については、第3および第4については成果の一部を論文として公表したが、第1および第2の部分については、成果の公表するための論文を準備中である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] 犯罪被害者等基本計画について2006

    • 著者名/発表者名
      佐伯 仁志
    • 雑誌名

      罪と罰 43・2

      ページ: 6-15

    • NAID

      40007242630

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Hanzaihigaisyatoukihonkeikaku nituite2006

    • 著者名/発表者名
      SAEKI, Hitoshi
    • 雑誌名

      Tsumitobatsu 43/2

      ページ: 6-15

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 刑事罰に関する規定の整備2005

    • 著者名/発表者名
      佐伯 仁志
    • 雑誌名

      ジュリスト増刊『会社更生法の基礎構造と平成16年改正』

      ページ: 239-244

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 犯罪被害者への被害回復支援について2005

    • 著者名/発表者名
      佐伯 仁志
    • 雑誌名

      ジュリスト 1302

      ページ: 44-52

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Keijibatsu nikansuru Kitei no Seibi2005

    • 著者名/発表者名
      SAEKI, Hitoshi
    • 雑誌名

      Jurist

      ページ: 239-244

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Hanzaihigaisya heno Higaikaifukushien nitsuite2005

    • 著者名/発表者名
      SAEKI, Hitoshi
    • 雑誌名

      Jurist 1302

      ページ: 44-52

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 刑事罰に関する規定の整備2005

    • 著者名/発表者名
      佐伯 仁志
    • 雑誌名

      ジュリスト増刊「会社更生法の基礎構造と平成16年改正」

      ページ: 239-244

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 刑事罰に関する規定の整備2005

    • 著者名/発表者名
      佐伯 仁志
    • 雑誌名

      ジュリスト増刊『会社更生法の基礎構造と平成16年改正』 (未定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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