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特許訴訟に関する裁判所制度の演繹的手法に基づく日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530070
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 新領域法学
研究機関東京大学

研究代表者

小野 奈穂子  東大, 先端科学技術研究センター, 教授 (20345169)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードフェデラル・サーキット(CAFC) / 知的財産高等裁判所設置法 / チェンバー(Chamber) / 特別裁判所(Specialized Court) / 技術判事・技術陪審 / ロークラーク / インターン
研究概要

研究計画に示したように、以下の(1)から(5)のうち、(1)(2)(4)について調査・研究を行った。
(1)裁判所制度全体における特許訴訟の位置づけの日米制度比較
(2)フェデラル・サーキット*と東京高等裁判所の制度比較
(3)第一審レベルで特許訴訟を取り扱う連邦地方裁判所と東京地方裁判所の制度比較(組織面)
(4)特許訴訟に関わる裁判所関係者の権限及び役割に関する制度比較(人的側面)
(5)わが国の特許訴訟制度に導入可能な制度概要**
*フェデラル・サーキットとは、特許法事件等を控訴レベルにおいて統一的に扱う米国連邦巡回区控訴裁判所(United States Court of Appeals for the Federal Circuit)のことで、CAFCともいう。
**わが国においては、知的財産高等裁判所が東京高等裁判所内に平成17年4月に設立されることが決まった。(知的財産高等裁判所設置法、平成十六年法律第百十九号)
(1)については、特許事件に関する訴訟はどの裁判所で行われるのか、文献を中心に、裁判所制度全体における位置づけについて、形式的に日米の制度比較を行った。
(2)と(4)については、文献のみならず、可能な範囲で内側からの実態的な調査を行った。とくに米国面に関して、フェデラル・サーキットのランドール・R・レイダー判事の判事室(Chamber、チェンバー)に平成14-15年に半年弱インターンとして滞在した経験を踏まえ、さらに今年度に一ヶ月インターンとして滞在し、フェデラル・サーキットにおける組織面・人的側面の総括を行った。12名の裁判官中、主席判事を含め、8名の裁判官と直接個別にインタビューすることに成功した。特別裁判所という批判や知財地裁、技術判事の導入可能性等見解を求めた。その他、裁判官の事件処理に欠かせないロークラークやその補助者たるインターンともインタビューを行った。
これに並行して、日本の知的財産高等裁判所に関わる改革について論文を書き(英語)、ピッツバーグ大学技術法&政策ジャーナルでの出版がアクセプトされた。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] In Search of Positive Developments in International IP Policy-IP Litigation System Reform in Japan-2005

    • 著者名/発表者名
      小野 奈穂子
    • 雑誌名

      University of Pittsburgh Technology Law & Policy Journal 2004春以降

      ページ: 81-81

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 米国フェデラル・サーキット(CAFC)における人材の調査研究2005

    • 著者名/発表者名
      小野 奈穂子
    • 雑誌名

      日本知産学会第3回研究発表会

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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