研究課題/領域番号 |
16530126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
船木 由喜彦 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50181433)
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研究分担者 |
広田 真一 早稲田大学, 商学学術院, 助教授 (40238415)
荒木 一法 早稲田大学, 政治経済学術院, 助教授 (60247195)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 経済学実験 / 協力の形成 / バブルの発生 / 協力ゲーム / 政治経済実験 / 提携形成 |
研究概要 |
本研究は、開かれた社会における協力関係の形成および維持を目的とする制度の構築を目指す研究であり、21COE-GLOPEプロジェクトと連携しつつ、理論研究と実験研究を並行して行った。研究代表者と分担者は実験の実施や研究会の開催などで緊密に連絡をとり、本研究を推進してきた。 (1)実験研究に関しては、合計12回(2004年12月2日、2005年2月3日、2005年7月29日2回、2005年12月2日2回、2006年2月2日(2回)、2月3日(2回)、2006年2月17日(中国、2回))の実験を21COE-GLOPEと共同して行い、その成果の一部は21COE-GLOPEの北京国際コンファレンスで報告され、雑誌論文(早稲田政治経済雑誌)にも公表されている。これらの実験結果の中でも、個人の特性と協力の形成・維持の間の関係、政治的制度決定と協力の形成・維持の間の関係などの被験者行動のデータは非常に興味深く、現在、データを整理し、研究協力者とともに投稿論文の準備中である。また、研究分担者はバブルの発生についての実験を、政策投資銀行設備投資研究所との協力で行っており、その結果も論文としてまとめている段階である。 (2)理論研究に関して、研究代表者は協力の安定性を表現するコア、カーネルなどの協力ゲームの解の性質について研究をまとめ論文として公表した。 (3)研究代表者と研究分担者は、多数の理論・実験・応用に関する国際学会、研究会、ワークショップなどに参加し、多様な研究者と有益な議論を行うことができた。また、早稲田大学においても多数のセミナーを主催し、著名な実験経済学者であるサンダー教授(イェール大学)や著名なゲーム理論家であるオーウェン教授(Naval大学院大学)などを招聘し、有意義な討論を行うことができた。 (4)日本国内および海外から専門家や研究者約20名を招き、定期的に研究会を開催し、本研究に関連する内容の報告とそれに対する議論を行った。その成果は(1)の理論研究に反映されている
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