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社会メタボリズム型エネルギー分析モデルの環境経済学への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530155
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用経済学
研究機関徳島大学

研究代表者

眞弓 浩三  徳島大学, 総合科学部, 教授 (40253182)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードスケーリング / エネルギー分析 / エコロジー経済学 / 社会メタボリズム / 総合評価 / スケール / 持続可能性 / シナリオ分析 / クズネッツ曲線 / 経済のソフト化 / エネルギー分析モデル
研究概要

持続可能な社会を維持していくためには、エネルギーや資源の供給、環境容量などの種々の制約を多面的に表現できる総合的なモデル手法の開発が求められている。すなわち、経済活動と生態系の長期的安定関係を構築するためには、経済システムと生態系を構成する固有の時間スケールを持つ各部分システム間の相互関係を多層的に捕らえることが必要である。我々は、各階層間の部分システム群の相互依存性を明示的に分析する「社会メタポリズム型エネルギー分析モデル」の開発に従事してきた。このモデルの基本的なアイデアは、エコロジーと環境問題の関連でアレンやサルテなどの理論生態学者が提唱している「スケーリング」のアイデアを利用している。スケーリングとは異なるレベルにある階層間の相互依存関係を詳細に研究する過程で導入され、持続性を主題とするエコロジー経済学でも注目を集めつつある。さらにこのモデルはエネルギーの分配だけではなく、人間に与えられた時間の配分も考慮に入れている。具体的には、「社会メタボリズム型エネルギー分析モデル」を、中国の経済の現状分析に適用した。まず、エネルギー労働生産性(各部門におけるエネルギー消費量を労働時間で割ったもの)の世界的な推移を考慮し、中国経済各部門のエネルギー労働生産性とOECD諸国と比較した。これにより中国経済の特徴や弱点を考察した。続いて、人口構造とエネルギー消費構造の変化を考慮に入れたいくつかの中国経済のシナリオを分析した。これら結果は、2005年6月リスボンで開催されたヨーロッパエコロジー経済学会国際会議で発表し,Ecological Economicsに投稿中である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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