• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

河川における水資源配分に関する経済的手段の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530161
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 応用経済学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

大沼 あゆみ  慶應義塾大学, 経済学部, 教授 (60203874)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード国際河川 / 協力 / 非協力 / 生態系 / 面源汚染 / 次善 / インプット課税 / 許可証取引 / 水資源配分 / 淡水生態系 / 環境税 / 水質汚染 / 面限汚染 / 農薬汚染 / 最適税率 / 次善税率 / 注意
研究概要

国際河川における水配分の問題は、経済学的には、上流の水利用からなされる外部費用が、上流の最適水利用決定において考慮されない問題としてとらえられる。この間題に対処するために、流域間の協力が提唱されてきた。"An Ecological Implication of a Cooperative Water Resources Allocation in a River Basin"では、流域の協力が、流域全体の水使用総量についても減らす可能性があることを指摘した。その可能性を保証する条件は、各国の純便益関数の性質である。この関数がある性質を満たすとき、協力によって流域の水使用総量は減る。
"Non-point Source Pollution and the Second Best Taxation on Pesticide"では、農薬に対する課税を考察した。最適制御が不可能であるものとして、次善の税を扱っている。この研究では、農家は、農薬を扱う際のケアをすることで、汚染や生産性に影響を及ぼすことが出来るという状況を考慮している。研究では、ケアの生産と汚染に与える影響に応じての課税水準を導出している。また、最適・次善・レッセフェールにおける汚染水準も導出している。
つぎに、「点源・面源間の排出許可証取引について」では、点源と面源の2つの汚染源があるときの、両者での汚染許可証の最適取引率を考察している。現実の、点源・面源間の許可証取引での特徴は,点源・面源間での取引比率が1対1ではないことである。現在多くのプログラムにおいて点源面源間の取引は点源の排出1枠に対して,面源の排出2枠(あるいは3枠)を等価とする取引率が導入されている。本研究では、この取引比率が実は最適比率ではなく、実は1より小さいものでなければならないことを示している。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi