研究課題
基盤研究(C)
公共的な企業の民営化・規制緩和は世界的な潮流である。あまりに急激な規制緩和もいきすぎであるとの評価を免れない。規制緩和によって公共的な企業の生産性がどのように変化するのかを十分に分析する必要がある。本研究は、現在、規制緩和に直面している被規制産業の生産性の分析をおこなうさいの、動的生産要素需要分析において、オイラー方程式を用いた動学的な費用関数の分析を行った。さらに、そのオイラー方程式の中に確率微分方程式を導入したものである。トランスログ型の生産関数や費用関数を用いた生産性・技術変化・非効率性の推定については、その生産要素需要における動学的な分析は現在、端緒についたところである。本研究はそのうちの、動学方程式であるオイラー方程式に確率微分を導入し、動学的な動きを研究したものである。単一の確率微分方程式の研究は最近、ファイナンスの分野では多いが、費用関数もしくは生産関数の推定の一部に確率微分方程式を導入する試みは、Real Optionの分野においても世界的にまったく実施されていない。このように、これまで研究されていない関数形での分析が本研究の特色と独創的な点である。この結果、従来のオイラー方程式を用いた動学分析に比較して、はるかに詳細な分析を行うことができた。研究発表のいくつかは特に経済学の分野においてよりも、システムサイエンスや確率分析の分野において、注目を集めた。世界的な先駈けになったと考えている。
すべて 2007 2006 2005 2004 その他
すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
International Journal of Innovative Computing, Information and Control Vol.12,No.3
ページ: 943-957
International Journal of Innovative Computing, Information and control Vol.12, No.3
International Journal of Innovative Computing, Information and Control 12
追手門学院大学 経済論集 41(2)
ページ: 68-89
110007579368
追手門経済論集 31
ページ: 358-369
Proceedings of the 37th ISCIE International Symposium on Stochastic Systems Theory and Its Applications
ページ: 208-213
Otemon Economic Papers 31
Proceedings of the 37th ISCIE International Symposium on Stochastic Systems Theory and Its Applications Vol.37
公益事業研究 56巻3号
ページ: 71-83
国際公共経済研究 15巻
ページ: 5-15
The 37th ISCIE International Symposium on Stochastic Systems Theory and Its Applications,
The Japan Economic Policy Association 4th International Conference,