研究課題/領域番号 |
16530256
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
|
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
LIM Lrong Yew 香川大学, 留学生センター, 教授 (00262840)
|
研究分担者 |
板倉 宏昭 香川大学, 大学院地域マネジメント研究科, 教授 (80335835)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | Shikoku / Towel industry / Branding / SHIKOKU / EXPORT / STRATEGY / Japan / Strategies |
研究概要 |
平成16年度に3回を渡って、今治地区へ行って調査を行いました。タオル産業の全体像を理解するには、四国タオル工業組合の事務から現状の説明を受けました。最盛期より、タオル生産社は遥かに減っていて、生産量も同じく低迷して来ています。現在国内で販売しているタオルは8割以上が海外、取り分け中国の生産であります。今治のタオル生産者は大きく言うと2タイプの戦略を採用します。まず、国内生産戦略を採用するのは七福タオル(株)という生産者であります。海外生産と比べたら、国内先生のコストが高いことに、七福タオルは付加価値のある製品を開発します。当然、デザインなど全ての生産工程は今治地区で賄います。以前、問屋を通して製品を流しましたが、七福タオルは直接消費者に販売するネット上販売戦略を展開しました。また、国内のデパートなどに社長が足を運んで直接商談し、店内に商品をおかせてもらいます。一方、海外生産戦略を取るのは、(株)ヤスヒロというメーカーであります。ヤスヒロの製品は9割以上が海外生産に頼っています。タオルのデザインは国内の今治本社でやって、海外で量産方式をとります。いずれに、両者ともブランド戦略を取っています。いわゆる、自社ブランドのタオル製品を開発しています。以前、西洋風のブランド名の下で生産をしましたが、今日は各社で創出したブランド名を使用しています。ヤスヒロはさらにもう一つの工夫をしています。タオルを材料としてアートとの発想で、ユニックなタオル美術館を今治近辺に設立しました。季節を通して、著名な芸術者の作品展示の交代をして、年中観光客の注目を集め続けています。タオル美術館の成功に乗って、ホテルやレストラン、販売店を設けて、タオルを巡る戦略を引き立てています。
|