研究課題/領域番号 |
16530258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 椙山女学園大学 (2007) 名古屋市立大学 (2004-2006) |
研究代表者 |
岡田 広司 (岡田 廣司) 椙山女学園大学, 現代マネジメント学部, 教授 (90326158)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,350千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | バリアフリー / ユニバーサルデザイン / 視覚障害者 / 高齢化社会 / 歩行誘導装置 / 福祉の街 / 絵文字タイル / モバイル型音声ガイド |
研究概要 |
研究課題は福祉の街づくりに関して検討を進めたものである。またこの研究は、視覚障害者向けの新しいバリアフリー・システムや市場における福祉機器の研究、あるいはユニバーサル・デザインやITS(高度道路交通システム)などの研究から構成されている。 急速な高齢化社会の進展や、福祉重視型社会への移行は、各地の街づくりにおいて、新しい考え方をもたらしている。つまり、福祉型街づくりへの方向性である。近年、「バリアフリー・システム」の研究演様々な機関で展開さている。高齢者や身体障害者をはじめ、あらゆる人が大きな支障を感ずることなく、地域社会において自由に、安全に歩行し、活動し、労働することができて、積極的に社会参加できるような社会基盤づくりが展開されている。 この研究で開発するバリアフリー・システムは、音声と絵文字タイルによって視覚障害者の単独歩行を補助するものであり、電子部品が内蔵された絵文字タイルと、電波を発信する白杖と、音声を発生する携帯器から構成されている。情報通信、および精密機械や電子技術によって、音声で誘導することにより視覚障害者が単独で外出歩行するための道案内や、公共の建物などの位置を知らせるものである。 この音声誘導式の新しい視覚障害者用バリアフリー・システムの開発の研究と共に、現在市場に導入されている福祉機器の現状を調査している。また、将来ますます重要となるユ三バーサル・デザインに関する研究にも言及している。上記のように、この研究では、経済産業省、警察庁、国土交通省などが進めているITS(Intelligent Transport System)とのつながりを含めて、将来の新しいバリアフリー・システム(歩行誘導システム)に向けて、その展望や市揚動向などをまとめている。 この研究を進めた結果、我々はこれまでにない、新しい視覚障害者用歩行誘導システムの製品開発の可能性を確認し、試作品を完成することができた。さらに、視覚障害者へのモニター調査などを進めることができた。今後の課題として、そのシステムの実用化に向けた品質向上やコストダウンの研究とともに、福祉の街づくりへの導入への研究を進めている。
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