研究課題/領域番号 |
16530278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
鶴田 三郎 東京海洋大学, 海洋工学部, 教授 (30114911)
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研究分担者 |
黒川 久幸 東京海洋大学, 海洋工学部, 助教授 (50282885)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | パレット / レンタル / 線形計画法 / ネットワーク / 拠点配置 / デポ / 感度分析 |
研究概要 |
全国的なパレットレンタルのサービスを実施している日本パレットレンタル株式会社と日本パレットプール株式会社の2社を対象に、(1)パレットのレンタル方法、(2)事業拠点数ならびに配置、そして、(3)拠点施設内作業に関する調査を実施した。 この調査結果を基に、パレットレンタル・デポ、パレット生産工場、需要地をノードとし、これらノード間の借用及び返却のパレット輸送をリンクとするネットワークとしてモデル化した。また、輸送費だけでなく各ノードにおけるパレットの保管費も考慮できるように、パレット在庫を考慮に入れた最適化問題として定式化した。 構築したモデルを用いてパレットレンタル企業の費用削減のための方策として、次の3つの検討を行い、それぞれ次のことが分かった。 (1)パレットの品質標準化による費用の削減 品質保証により、同一素材・寸法のパレットを業種別に分けずにすむ場合の費用削減効果について試算した。その結果、3アイテムを1アイテムに集約できれば、在庫費用を13%程度削減できることが分かった。 (2)デポの拠点集約による費用の削減 デポを集約し、集配圏を拡大することにより、どの程度、費用削減が可能か試算を行った。この結果、集配圏を3倍に拡大した場合、在庫費用を19%程度削減できることが分かった。 (3)パレットの乾燥時間短縮による費用の削減 プラスチックパレットを使用することによる乾燥期間の短縮による費用の削減効果を検討した。その結果、在庫費用を約21%程度削減できることが分かった。
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