研究課題/領域番号 |
16530289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
金 亨洙 久留米大学, 商学部, 助教授 (60341301)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 小売ノウハウ / 国際移転 / 小売グローバル戦略 / 技術依存型小売ノウハウ / 管理依存型小売ノウハウ / 適用化・部分的適用化 / 日本型コンビニエンスストア / 適応化・部分的適応化 / 小売ノウハウ・技術 / 国際移転モデル / 中国小売企業 / 韓国小売企業 / コンビニエンスストア / ディスカウントストア / 適応化・標準化 / 商圏 / マニュアル化 / 店舗設計 / マーチャンダイジング / 小売技術移転モデル / 標準化 / 現地適応化 / 小売マーケティング技術 / 国際小売技術移転モデル / 適用化 / 適応化 |
研究概要 |
本研究では、小売ノウハウ(技術)の国際移転モデルを構築し、その可能性を検討することが目的である。筆者は小売ノウハウの海外移転を考察する視点として、小売ノウハウ(技術依存型ないし管理依1存型)を横軸に、それらを規定する決定要因(文化構造、経済過程、企業内外の諸組織)の依存度合を縦軸にとると、同平面空間で4つのサブ空間が出来上がることを明確にした。このモデルに基づいて小売ノウハウを11グループ・35項目に分類し、韓国と中国小売企業を対象に現地調査を行い、小売ノウハウがどの程度本国から現地市場に移転されているのか、またそのノウハウがどの程度修正され現地に移転可能なのか、あるいは移転不可能なのか、不可能な場合それは何故なのか等について検討した。 検証結果から言えば、コンビニエンスストア(CVSと省略)では、マーチャンダイジング(MDと省略)関連・教育関連・文化事業関連の小売ノウハウ、特に文化事業関連の類似度が最も低い。ディスカウントストア(DSと省略)では、MD関連・賃貸関連・文化事業関連の小売ノウハウの類似度が低く、CVSと同様に文化事業が最も低い。韓中の比較視点から言えば、CVSの場合、韓国では店舗関連・MD関連・保管物流関連の小売ノウハウの類似度が高いが、中国では情報システム・教育関連の小売ノウハウの類似度が高い。しかし、中国のDSは賃貸関連を除き、韓国よりも全体的に類似度が高い。このような各国小売ノウハウ間のギャップが生じた理由は、移転モデルから言えば、技術依存型小売ノウハウは、マニュアル化やプログラム化ができる技法であり、それらの諸要素は機械そのものであったり、人間と機械の関係に依存しており、その国の技術レベルに関係しても、その国の人々の文化(価値)からは比較的中立的である。それゆえ、適用化(IV空間)または部分的適用化(I空間)の移転プロセスを採ることになる。それに対し、管理依存型小売ノウハウは、殆どの技法が人間に内在化されており、比較的にマニュアル化やプログラム化ができない。またそれらの諸要素は、人間と機械の関係のみではなく、人間と人間の関係に依存する技法である。しかし、マニュアル化もしくはプログラム化しやすい諸要素であっても、それらを規定する3つの決定要因と深く関係すればするほど移転の可能性が低くなる。いわゆる適応化(H空間)または部分的適応化(II空間)の移転プロセスを採ることになる。
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