研究課題/領域番号 |
16530332
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
内藤 考至 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (90041780)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 若者の生活様式 / 地域の生活構造 / 連帯 / 役割 / 階層 / 社会心理 / 過疎地域 / 離島 / 若者の生活構造 / 若者の生活意識 / 地域の人間関係 / 若者の社会心理 / 地域の出生率 / 若者の地域観 |
研究概要 |
この報告帯は、過疎地域および離島の若者の生活様式を明らかにすることを目的とする。過疎地域および離島では、都市に比べて出生率が著しく高い。出生率との関連で、地域の若者の生活様式の特徴を浮き彫りにした。グローバル化に伴う市場原理の発達は、地域の生活世界を破壊したが、その程度に応じて、出生率は都市では低く、過疎地域や離島では高い。地域の連帯、役割、階層、社会心理、治安等の生活様式が、過疎地域や離島では維持されており、そのことが地域の出生率を高めている。 1 地域の連帯。過疎地域や離島では、親、親戚、隣近所、友人などの人間関係のネットワークが強くあり、地域の相互の助け合いが維持されている。 2 地域の役割。地域の自治会、青年団、文化団体などの参加や活動状況をみると、都市に比べれば多く、地域の役割活動はまだ維持されている。 3 地域の階層。学歴志向、職業選択、階層帰属意識、富豪、高級住宅地、名門及び名士、ブランド意識などにおいて、過疎地域や離島では地域の階層構造は弱く、そのことが生きることを容易にしている。 4 地域の社会心理。過疎地域および離島の若者は、社会の競争の激しさ、ストレスの強さ、社会不安、心の豊かさは、出生率に影響すると考えている。過疎地域および離島と大都市とを比べると、社会心理、治安において、過疎地域や離島の方がずっと良好であると、若者は判断している。
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