研究課題
基盤研究(C)
本研究は、日本における高齢者施設の終末ケア実態から、課題として発生されている「終末ケアマネジメント」のあり方を考察している。特にそのなかで、終末ケアにおいては、医療的ニーズが高くなる傾向があり、医療関係者へまかせてしまう傾向があることが明かになった。その中で、以下の三点の所見を得た。1.施設における終末ケアの課題は、必ずしも家庭のニーズに答えたものではないこと。そこに一定のズレが生じ、サービスの低下をもたらしていること。2.終末ケアの家族のニーズは、施設側から終末期について十分な説明があり、その頻度が高い程家族の終末ケアに対する満足度も高くなること。3.質の高い終末ケアを施設で実施するためには、本人や家族の明確な意思表示があり、ケアプランの中にその意向が十分に反映されていること。以上の三点が明かにされた。しかし、一方では終末ケアを進めるうえで近年の大きな課題が山積していることも、筆者の調査から明かにされた。それは、多くの施設では慢性的な介護職員不足が指摘される。つまり、介護職員不足が利用者に対して十分なケア実践に至っていないことなどがあげられる。つまり介護保険制度化によるケアマネジメントの導入から、更に質の高い終末期ケアを進めていくためには、施設のケアマネらが中心となり、家族の願い・施設の課題・社会資源の三者も融合しだ「ケアマネジメント」体制が急務であることが本研究から明かにされた。そこで本研究の報告書の一部では、「施設で終末ケアをどのように進めるか」の入門書も開発している。
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日本地域福祉学会21回大会 報告要旨集
ページ: 1-1
『環境と経営』・静岡産業大学経営研究所 第12巻・第1号
ページ: 8-8
40007400789
『環境と経営』・静岡産業大学経営研究所 第12巻・第2号
ページ: 11-11
110006459189
日本社会福祉学会第54回全国大会報告要旨集
Shizuoka Sangyo University Institute of Management Kankyo to keiei (Environment and Management) Volume 12, No. 1
Shizuoka Sangyo University Institute of Management Kankyo to keiei (Environment and Management) Volume 12, No. 2
Collection of abstracts from the 54^<th> national convention of the Japanese Society for the Study of Social welfare
環境と経営(静岡産業大学経営研究所) 第12巻・第1号
環境と経営(静岡産業大学経営研究所) 第12巻・第2号
静岡県立大学短期大学部研究紀要 第19号
ページ: 10-10
110004745295
静岡県立大学短期大学部研究紀要 19-W号
ページ: 12-12
110004840049
環境と経営(静岡産業大学経営研究所) 第11巻・第2号
110005999381
静岡県立大学短期大学部研究紀要 第18号
110004745417
静岡産業大学経営研究科・環境と経営 第10巻・第2号
ページ: 7-7
110004670701