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犬および犬型ロボットとの関りにみる乳幼児の生物概念の発達的変化

研究課題

研究課題/領域番号 16530479
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験心理学
研究機関東海女子大学

研究代表者

友永 利佳子  東海女大, 人間関係学部, 講師 (00367575)

研究分担者 友永 雅己 (友永 雅巳)  京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (70237139)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード認知発達 / 生物-非生物の区別 / 犬 / 犬型ロボット / 実験的観察 / 乳幼児 / 運動の自律性 / 視覚的外観 / 乳児 / 生物物概念
研究概要

本研究では、6ヶ月から1歳半の乳幼児を対象として"生きている"という概念の獲得とその獲得過程を発達的に明らかにすることを目的として、これらの乳幼児に対して、最も人に身近なコンパニオンアニマルである犬を見せたときの反応の発達的変化を検討している。本年度は昨年度に引き続きデータ数を蓄積すべく実験を続行した。特に、生物と非生物を区別する重要な手がかりとなるであろう、運動の自律性と視覚的外見の影響を調べるため、実際に生きている小型犬(トイプードル)だけでなく、犬型ロボット(AIBO)や外見は犬ではないが自律的に動くラジコンカー、動かないが外見が犬に酷似しているぬいぐるみを刺激として用い、それらに対する乳幼児の反応を記録した。母親に被験児の左隣に間隔を約50cm空けて座るよう教示し、刺激は被験児と向き合うように2m離れた地点に置いたうえで、被験児の行動を3分間ビデオに記録した。乳児の行動を13のカテゴリーに分類し、3秒ごとの1-0サンプリング法で行動の生起頻度を測定した。その結果、犬型ロボットに対しては注視行動がもっとも多くみられたがネガティブな行動を示した乳児が多かった。犬のぬいぐるみにはすべての被験児がポジティブな反応を示しており、小型犬に対しては、注視、接触、母親を安全基地とした接近-回避行動など多様な行動が観察された。また、運動の自律性よりも外見の類似性の方が被験児たちの刺激への働きかけを規定している可能性も示唆された。これらの成果は国際動物行動学会や日本教育心理学会等で発表された。次年度もデータ数を蓄積するとともに、最終年度であるので結果のとりまとめと公表に向けての作業をさらに進めたい。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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