研究課題/領域番号 |
16530490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
水原 克敏 東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00124628)
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研究分担者 |
谷口 和也 東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60281945)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 中高一貫 / 中等教育学校 / 併設型中高一貫 / 連携型中高一貫 / カリキュラム / 学習指導要領の特例 / キャリア教育 / 中高連携 / 五ヶ瀬中等教育学校 / 御所野学院中学校・高等学校 / 後楽館中学校・高等学校 / 上川中学校・高等学校 / 飯南高等学校 |
研究概要 |
中高一貫教育実施校は、公立と国立を対象とした場合、(1)中等教育学校、(2)併設型中高一貫校、(3)連携型中高一貫校の3タイプに分けられるが、それぞれの特色あるカリキュラムを展開している先駆的な中高一貫校を研究対象とし、次のことを明らかにした。 (1)中学校と高校の教育を一貫させた教育であるので、中高を一貫するために、どのようなカリキュラム構造をとっているのか、実態に即して分析し、その意義と課題を明らかにした。 (2)その構造のひとつになるが、いわゆるキャリア教育がどのようにカリキュラム化されているか明らかにした。 (3)中高間において、入学試験のないのが中高一貫の原則であるが、これに替えて、学力確保の観点からさまざまな工夫がみられるので、カリキュラム開発と関連づけて、これをまとめた。 これを達成するために次のことをした。 (1)水原克敏は、公立校を中心に、上記の目的の観点から、特色あるカリキュラムを開発している中高一貫校を実地調査することで、有効なカリキュラムのあり方を抽出した。その場合、可能な限り、中高生徒の日々の活動と総合学習などのまとめなども調査し、かつ、生徒たちの生の声も聞き取ることで、実態に即した評価を試みた。 (2)谷口和也は、国立附属を中心に、実地調査とカリキュラム開発の分析をした。 (3)実地調査のほか、郵送によって、中高一貫校のカリキュラム開発状況についての報告を依頼し、水原・谷口及び研究室の大学院生などが参加して、これを集計分析した。この場合、カリキュラム時間表と各教科の内容構成、課外活動の位置づけ、とりわけ中高の交流、そして全体的なカリキュラム構造に注目した。 (3)調査に参加する大学院生も含めて、特色あるカリキュラムについて討議、分析した。中高一貫に特有のカリキュラムが特例措置によって出始めているので、注意深くこれを評価した。
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