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大学における現職教員研修システムの開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 16530516
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関香川大学

研究代表者

田上 哲  香川大学, 教育学部, 助教授 (50236717)

研究分担者 伊藤 裕康 (伊藤 裕泰)  香川大学, 教育学部, 教授 (70279074)
野崎 武司  香川大学, 教育学部, 助教授 (80201698)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード教員研修 / 教員研修システム / 職能成長 / 教員養成大学・学部 / 資質 / 使命感 / 研修観 / 省察 / 自主研修 / 現職教員 / 教員の資質 / 教員の使命感 / 教員の力量 / 教育学的教養 / 地域貢献
研究概要

現在,諸外国では大学が教師の職能開発を援助する一つの機関となっている。日本でも,国立大学が法人化し,大学により充実した地域貢献が求められ,教員養成大学・学部として、地域の学校教員の指導力の向上のために,教員研修に積極的に関わることができる,関わらざるを得ない事態が生じてきた。本研究では,大学が現職教員研修に取り組むためのシステムを研究開発することを目的とし下記の研究を行った。
まず,大学の現職教員研修への取り組みの現状を調査し,これまでに実施してきた大学が教員研修に取り組むことへの現職教員の意識調査研究等も踏まえて,大学が取り組む現職教員研修の課題と条件について考察した。
次に,「教師の資質、使命感と力量伸長の契機」,「教師の研修観」についての質問紙調査,現場教員へのインタビュー調査等を実施した。平行して,教育委員会との連携の中で実施されている教員研修を観察する機会,実際に教員研修を企画実施する機会をもった。
これらの一連の研究を通して,明らかになったことは以下のことである。
第一に,教員の主体的な研修を促すために,大学が取り組む研修では,教員の直截的なニーズ,すなわち教員が対処に迫られている教育の課題の解消やすぐに役立つ実践的なものの提供に応えるだけでなく,十分には意識化されていない個々の教員の本質的なニーズを掘り起すことが重要である。
第二に,研修が教師自身の自己の実践への省察を促すものであることが重要である。そのような実践の省察を促すためには,事例研究の開発が鍵になる。
第三に,教員の職能成長のタイプに注目したシステムが必要である。すなわち,教員の職能成長が停滞型である教師についてはその研修観を改善できるような研修,また,移行型の教師については深化型の職能成長のタイプへの移行を可能にするような研修,そして,深化型の教師については,彼らを支え自己課題についてさらに掘り下げていけるような研修を,企画・実施・評価することができる教員研修システムの構築が必要である。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (8件)

  • [雑誌論文] 大学における現職教員研修システム開発のための基礎的考察2-教員の研修観と職能成長のタイプの問題-2006

    • 著者名/発表者名
      田上 哲
    • 雑誌名

      香川大学教育実践総合研究 12

      ページ: 59-67

    • NAID

      110005001786

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Basic consideration for incumbent in-service training of teachers system development at university : Problem of type of the teacher's training seeing and function growth2006

    • 著者名/発表者名
      Tanoue Satoru
    • 雑誌名

      Bulletin of Educational Research and Teacher Development of Kagawa University No.12

      ページ: 59-67

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 大学が取り組む現職教員研修の条件・課題に関する考察2005

    • 著者名/発表者名
      田上 哲
    • 雑誌名

      教科教育学研究 23

      ページ: 173-186

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 大学における現職教員研修システム開発のための基礎的考察-教師の資質、使命感と力量伸張の契機の問題-2005

    • 著者名/発表者名
      田上 哲
    • 雑誌名

      九州教育学会研究紀要 32

      ページ: 189-195

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Consideration concerning condition and problem of incumbent in-service training of teachers on which university works2005

    • 著者名/発表者名
      Tanoue Satoru
    • 雑誌名

      Studies in Curriculum Research and Development 20

      ページ: 173-186

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Basic consideration for incumbent in-service training of teachers system development at university : Teacher's nature, sense of mission, and problem of ability extension at Opportunity2005

    • 著者名/発表者名
      Tanoue Satoru
    • 雑誌名

      Research Bulletin of Kyushu Pedagogy Association 32

      ページ: 189-195

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 大学における現職教員研修システム開発のための基礎的考察-教師の資質、使命感と力量伸長の契機の問題-2005

    • 著者名/発表者名
      田上 哲
    • 雑誌名

      九州教育学会研究紀要 32

      ページ: 189-195

    • NAID

      40007125311

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 大学における現職教員研修の条件と課題に関する考察2005

    • 著者名/発表者名
      田上 哲
    • 雑誌名

      教科教育学研究 23(未定)

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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