研究課題/領域番号 |
16530520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
川中 淳子 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (50294509)
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研究分担者 |
江口 真理子 島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (00269523)
WHITE Sean Allan 島根県立大学, 総合政策学部, 准教授 (00326406)
清 ルミ 常葉学園大学, 外国語学部, 教授 (60308682)
STEPHEN Hennebery 島根県立大学, 総合政策学部, 嘱託講師 (30405477)
STEPHEN Henneberry 島根県立大学, 総合政策学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,550千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 教室内コミュニケーション / 日米比較 / 学力低下 / 学習支援 / 大学教育 / 教室コミュニケーション |
研究概要 |
本研究課題は平成16年度に開始され、平成19年度が最終年度であった。これまでの研究成果をまとめることを中心に研究をすすめた。報告書は、各メンバーが執筆した教室内コミュニケーションに関す論文と、日米の学校の授業の逐語記録から成る。この逐語記録は、本研究期間中に、我々が日本の小学校及び米国の小学校と中学校の授業の様子を録画により記録をしていたのだが、そこから逐語記録を作成したものである。教室内コミュニケーション研究の基礎データとして、本研究課題に関心のある方々に広く活用されることも目的とし、報告書で紹介している。これは、教室内コミュニケーションをはじめとして、授業研究をする際に非常な貴重なデータである。 また、本研究における初期のうちには、双方の言語データを「発言回数」や「発言時間」によって分析する手法を採用する予定であったが、日米のコミュニケーションがまったく異なり、アメリカでは教師が全員に向かって話すという例が極端に少ないことが判明したため、当初考えていた分析手法が不適当となった。日本のコミュニケーションは伝統的なIREのパターンを取っていたが、アメリカでは教室がいくつかのセクションに分けられ、子供同士が学びの活動を展開するという非伝統的なコミュニケーションが行われていたのである。この事実の発見そのものさえ、大変貴重なものと考えている。 この4年間のうちに、多くの大学で授業改善の必要性考えが広まってきたように思われる。我々の研究成果がこれからの大学教育に、非力ながらも役立てることを願っている。
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