研究課題/領域番号 |
16530531
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
四方 利明 立命館大学, 経済学部, 助教授 (90340489)
|
研究分担者 |
中島 勝住 京都精華大学, 人文学部, 教授 (00172320)
葉山 勉 京都精華大学, デザイン学部, 助教授 (10238149)
倉石 一郎 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (10345316)
尾崎 公子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 助教授 (90331678)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 学校施設 / 学校建築 / 複合化 / 複合施設 / 学校統廃合 / 地域社会 |
研究概要 |
本研究では、学校施設の複合化を手がかりに、学校と地域社会の関係について考えようとした。学校施設の複合化とは、「学校と地域社会の連携」を目指して、学校に他の公共施設、たとえば公民館、幼稚園、保育園、高齢者福祉施設等を併設することである。 本研究では、国内の学校複合施設はもとより先駆事例として知られる北欧の学校複合施設、さらには、学校複合施設ではないが地域社会との関係を意識して設計された学校建築にまで対象を広げてフィールド調査を実施し、施設見学や資料収集、聞き取りを行った。こうしたフィールド調査を継続するなかで出会ったのが京都府南山城村の学校統廃合の事例であった。南山城村では、2002年度をもって村内にあった4つの小学校のうち、田山、高尾、大河原の3小学校が廃校となり、2003年度より統合先の南山城小学校が、保育園、保健福祉センターとの複合施設として開校した(2005年度には残る野殿童仙房小学校も廃校、統合された)。本研究では、複合施設である南山城小学校のフィールド調査を行うと同時に、田山地区、高尾地区において、地域住民を対象とする聞き取りを行った。聞き取りの内容は、廃校となった旧田山小学校、旧高尾小学校と地域住民とのこれまでのかかわりそれから新設の南山城小学校、および併設された施設と地域住民とのかかわりについてである。聞き取りは、田山地区は15世帯、高尾地区は16世帯から実施することができた。 本研究を通してみえてきたのは、子どもの教育機関としての側面にとどまらない、地域社会の寄り合い所としての学校の姿である。
|