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学術研究活動のボーダレス化と大学システムの構造変動

研究課題

研究課題/領域番号 16530539
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関筑波大学

研究代表者

加藤 毅  筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 講師 (10233800)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード知識基盤社会 / 学術研究活動 / 大学システム
研究概要

本研究では、1)学術研究活動のボーダレス化(グローバル化・学際化・イノベーションシステムとの連結・社会への包含)の実態を定量的に明らかにするとともに、2)知識基盤社会の到来によって引き起こされるであろう大学の変化について検討し、3)これらの変化にともなって出現する我が国の大学の新たな構造について考察することを試みた。主要な分析結果については以下の通りである。
1.知識社会の進展に伴い大学における教育研究活動と社会とのボーダーが希薄化し、両者をつなぐ部分を担う新たな専門職が必要となる。大学は、いずれ教員とも事務職員とも異なる新たな専門職を作り出さざるを得なくなる。知識社会は、かくして大学の内部システムにおける職種構成の構造変動をもたらすことになる。
2.大規模研究費の多くは、科学技術基本計画の下で拡充された政府競争資金に依存している。すなわち、所属機関を素通りし、教員個人と外部の資金源との関係の中で多くの大型研究費が配分されているのである。
3.ボーダレス化の進展により、研究活動の実態はすでに複数の機関に所属する研究者からなる超大学的組織のなかにある。そして、大学システムを構成する個別大学群は、それぞれ超大学的(汎大学的)に構成される研究組織において活躍する所属教員を支援しているのが実態である。したがって、大学間競争なるものは、大学システム全体への貢献という文脈の中ではじめて成立するとの理解が必要である(大学システムの認知上の構造変化)。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 知識社会における大学教員2005

    • 著者名/発表者名
      加藤 毅
    • 雑誌名

      高等教育研究叢書 83

      ページ: 61-80

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書 2005 研究成果報告書概要

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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