研究課題/領域番号 |
16530573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
西川 純 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (80218130)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 異学年学習 / 総合学習 / 協同 / 異学年 / 教師の変容 |
研究概要 |
総合学習の時間の特徴は、学習者が主体的に教材構成を行う点である。学習者が主体的に教材構成を行うため、結果として既存の教科の枠に収まらず、クロスカリキュラムとなる。従って、学習者が主体的に教材構成を行う活動が中心となれば、結果として成立したものが、従来の教科と極めて近い教材構成であったとしても総合学習といえる。現在、試行的に行われている総合学習において、様々な方法によって学習者の主体性を引き出そうとしている。しかし、教師側には、学習の根幹の部分を学習者に任せることにはためらいがある。結果として、教師が大筋を定め、学習者には実施方法の一部を任せるにとどまっている。 本研究では、従来の学年別の学習ではなく、異なった学年の学習者を組み合わせることによって、学習の根幹の部分も学習者に任せられる部分があることを実証することを目的とした。その結果、異学年による学習は、部・クラブにおける学び合いの実態を、教科活動の中に導入するものであることを明らかにした。歴史のある部・クラブの運営においては、伝統に従つた年次計画の元、高学年学習者による集団的指導体制が形成されている。また、その高学年の姿を見ることによって、低学年学習者は来年度・再来年度における自身の役割を学ぶ。そのようなことが実際の総合学習に置いて成り立ち、教師集団が変容することを、小学校の実践と、大学における実践によって明らかにした。
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