研究課題/領域番号 |
16530587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
今谷 順重 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60093639)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 人生設計能力 / 人生設計型カリキュラム / シティズンシップ / グローバル教育 / 総合的な学習 / 社会科 / 新しい問題解決学習 / 社会形成能力 / 学校カリキュラム / 公民的資質 / 総合的学習 / 社会科教育 / 人生設計型学力モデル / カリキュラム / ヒューマン・デヴェロップメント / 市民性教育 / 多文化教育 |
研究概要 |
教育基本法が改正されて、「わが国と郷土を愛する」「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を善う」という文言が付け加えられたことによって、戦前のような国家主義・全体主義・注入主義の愛国心教育に逆戻りしてしまうことのない、個と公の今日的な新しい関係性のあり方を究明し確立していくことのできる、新しい時代の新しい市民性教育(シティズンシップ・エデュケーション)の必要性がますます高まってきている。この課題に正面から取り組んでいくためには、結果のみを性急に求める徳目主義・態度主義による社会形成能力の育成ではなく、「ヒューマン・デヴェロップメント(人間発達・自己形成)の視座」を踏まえて、21世紀の活動的な地球市民・たくましく心豊かな生活者としての「人間性豊かな成熟した市民意識(アクティブ・ヒューマン・シティズンシップ)と個性的で創造的な「人生設計能力」を育てていくことのできる、社会参画型・能力開花型、自己成長型の「人生設計型カリキュラム」の構築、及びそれを支える「自分さがし・自分づくりの学習法」としての「新しい問題解決学習のストラテジー」の確立が不可欠である。 本研究では、アメリカやイギリスやカナダや韓国やヨーロッパ連合(EU)・国際連合(UN)・ユネスコ(UNESUCO)等、世界の最近の新しい市民性教育(シティズンシップ・エデュケーション)の潮流の特色とその成果に学び、さらに、わが国での社会科や総合的な学習や教科再編型新カリキュラムの開発研究の成果に学びながら、個人の内的可能性の最大限の開発・開花と社会共同体の最大限の開発・発展の双方への責任ある参加者・参画者としての資質・能力を子どもたちに形成していくことのできる、新しい学校カリキュラム編成の在り方及び豊かな人間性や社会性や市民性を育成していくための、社会科や総合的な学習や道徳の授業実践のあり方について論及した。
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