研究課題/領域番号 |
16530600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
岸 啓子 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40036489)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | ヤング音律 / 平均律 / ピタゴラス音律 / 古典音律 / インハーモニシティ / オクターブ伸張 / 倍音 / うなり / ピアノ調律曲線 / 調整5度 / 純正完全5度 / 調律法 / 12等分平均律 / ヴェルクマイスター第3法1 / バッハ音律 / 純正音程 / スキスマ / シントニック・コンマ / 音律 / ヴェルクマイスター第3法 / 長短調 |
研究概要 |
本研究は、ピアノにあわせて歌うとハモラない原因である12等分平均律の欠点を修正し、より音楽的協和度が高く、教育現場にも最適のピアノ音律を、古典音律を参照しつつ選定することを目的として、以下のプロセスで研究を進めた。その結果、ヤング音律を最適と認定し、ヤング音律によるピアノ調律を実践し、調律に伴う困難に一定の解決を与えるとともに、その音楽的響きの優れていることを実証した。 1.協和度を、基音音程関係だけでなく、倍音相互のピッチの相違からも判定した。 2.総合的に比較検討し、ヤング音律を最適と判定した。 3.ピアノでヤング調律を行なうにあたり、基本オクターブを決定するための唸りの回数/secを理論的に算出した。 4.ヤング調律の際のピアノのインハーモニシティを測定した。 5.古典音律の範疇であることを勘案し、現代のピアノに適したオクターブ拡張について考察・決定し、ヤング音律ピアノに適用した。 6.ヤング音律を含む各種古典音律と平均律について、実際の音楽のフレーズを用いて好感度調査を行ない、ヤング音律と平均律が、ほぼ同程度高く評価された。
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