研究課題/領域番号 |
16530609
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
今田 晃一 文教大学, 教育学部, 講師 (40342969)
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研究分担者 |
手嶋 將博 立教大学, 教育学部, 講師 (90364736)
藤岡 達也 上越教育大学, 学校教育部, 教授 (10311466)
青木 務 神戸大学, 発達科学部, 教授 (30093173)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 博物館 / 学習プログラム / 国際理解教育 / カリキュラム評価 / ハンズ・オン / 材料評価 / ものづくり / 中学校 / 教育メディア / 感性 |
研究概要 |
学習指導要領の一部が改正され、総合的な学習の時間において博物館等を活用した学習の充実がさらに求められることになった。そこで本研究では、博物館、特にハンズオン教材を活用した新しい学習プログラムの開発を目的として研究に取り組んだ。この学習プログラムは、必修授業である中学校技術・家庭科の「技術とものづくり」と総合的な学習の時間との連携を前提としたものであり、材料に対する科学的な理解をもとにしたものづくり学習の新しいモデルプランの提案である。新しい材料教育の構築も最終的には視野に入れた研究である。本研究成果について。2つの視点から報告する。 1.国立民族学博物館のハンズオン教材の検討 ハンズオン教材の学習プログラムを開発するためには、まず既存のハンズオン教材の実践的な検証が不可欠である。そこで研究代表者が共同研究員となっている国立民族学博物館(大阪府吹田市)の展示資料に焦点をあて、そこからハンズオン教材一般に通じる実践上の留意点を明らかにした。特に同博物館の常設展示の中で、「ものの広場」というコーナーがありそこでは約40種、100点ほどのハンズオン教材が展示されている。この展示資料に対して実践協力校2校の生徒によるさまざまな評価を行う。また博物館独自の学びに対するイメージ調査なども行い、触れる、感じることが博物館独自の学びであると学習者が認識していることが明らかになった。 2.ハンズオン教材のための学習プログラムの開発と実践による評価 開発した学習プログラムを国立民族学博物館の協力を得て、大阪府および奈良県の公立中学校計2校で国際理解教育として実践を行った。「文化祭でミニ博物館をつくろう!」という単元名で、これらの実践は2校とも文化祭(平成16年10月)が最終発表となり、多くの参観者から高い評価を受けた。またその様子は奈良新聞、毎日新聞、読売新聞でも紹介された。なお,開発した学習プログラムは評価について重点を置いた。博物館関係者等も含めてカリキュラム評価を行った。
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