研究課題/領域番号 |
16530631
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
|
研究機関 | 筑波技術大学 (2005-2006) 筑波技術短期大学 (2004) |
研究代表者 |
中瀬 浩一 筑波技術大学, 助教授 (20369309)
|
研究分担者 |
小林 正幸 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (50215365)
石原 保志 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (70212917)
三好 茂樹 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教授 (80310192)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
|
キーワード | 聴覚障害教育 / 遠隔地教育相談 / インターネット / 補聴器 / 支援 / カウンセリング / ブロードバンド |
研究概要 |
支援機関から遠隔地にある聴覚障害教育関係者・機関に対してブロードバンド対応インターネットを活用した教育相談・カウンセリングについて、二年時である初年度は下記の事項を実施した。 1.ブロードバンド対応インターネットでの聴覚障害教育における遠隔地教育相談・カウンセリングの可能性を検討するために、国内の全聾学校を対象にアンケート調査を実施した。その結果、(1)セキュリティを設けているインターネット環境の学校が多く存在した。(2)デジタル補聴器の調整だけでなく、広く聴覚障害教育関連に関わる内容に対しての大学等の専門機関からの支援に対して強い期待を寄せている、などが伺えた。 2.聾学校数を対象に、支援の内容に対する調査を実施した。また、研究会で話題に取り上げるなど、現場教員の要望を把握することを努めた。 3.遠隔地支援に関する研究を行うために、前年度に引き続き、支援用パソコン並びに映像入力用カメラ、音声入力用マイク、ソフトウェアなどの整備を行った。特に、Web環境でファイヤーウォールをトンネリングできる技術を組み込んだソフトを導入した。この導入により、Webカメラと音声による遠隔地支援だけでなく、例えばデジタル補聴器の調整ソフト画面をそのままキャプチャーした画像をほぼリアルタイムに相手に送信できることになり、音声や不明瞭はWebカメラでのパソコン画面の撮影に比較して、格段と効率的な指示が可能となり、支援活動がよりスムーズに行える環境の構築に至った。 4.映像や音声の送受信に関するパラメータの設定については、支援相手の環境に依存する場合もあり、継続して検討を要している。具体的には、音声と映像を伝送しながら、パソコン画面の効率的に提示するには、ディスプレイ上での配置方法に工夫が必要なる。支援対象者が必ずしもインターネットやパソコンの精通した教員ばかりではないことによりパソコンでの設定方法を別途解説する必要があることなどが課題としてある。
|