研究課題/領域番号 |
16530634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
澤田 真弓 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括研究員 (50321592)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 点字使用者 / 漢字学習 / 漢字学習プログラム / 教材 / 指導法 / 点字国語教科書 / 教材作成 |
研究概要 |
本研究では、点字を常用している児童生徒が、効率よく漢字の力を身に付けるための指導法の研究を行い、そこから指導プログラム及び教材の開発を目指した。 この目的を遂行するにあたり、具体的な研究項目として次の3点をあげ、取り組んできた。 1.漢字学習指導プログラムと教材の開発のため、盲学校で行われている漢字指導法と教材の実態を把握し、課題を整理する。 2.漢字学習指導プログラム及び教材について検討し、試作する。 3.試作した漢字学習指導プログラムと教材を活用した指導事例を検討し、その有効性の検証を行いながら、プログラムや教材の修正を行う。 1については、現在使用されている盲学校小学部国語点字教科書の漢字を扱った単元について、原本教科書との対比を行いながら、指導上の課題点や配慮点を整理した。さらに全国の盲学校を対象に点字使用児童への漢字指導に関する調査を実施した。この結果は、第44回日本特殊教育学会にて発表した。 2については、先行研究等から、指導方法や取り扱う漢字の範囲、提示順等の検討を重ね、10の指導段階に分けた「点字使用者のための漢字学習プログラム」を開発し、そのプログラムに合わせた教材を点図及び点字にて作成し、電子データ化を図った。 3については、2で作成したプログラム及び教材を授業の中で活用し、その有効性を検証し、それに基づき、プログラムや教材の修正を行った。そして指導事例の検討の中では、具体的な指導案や補助教材を作成し、指導上の配慮点等を整理した。 これらの研究成果を「研究成果報告書」としてまとめ、全国の盲学校に配布し、普及に努めた。
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