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志村曲線の代数体上の点について

研究課題

研究課題/領域番号 16540041
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代数学
研究機関中央大学

研究代表者

百瀬 文之  中央大学, 理工学部, 教授 (80182187)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード志村曲線 / 代数的な点 / 同種写像 / QMアーベル多様体 / 多様体 / 代数的点 / 同種指標
研究概要

与えられた有限次の代数体上のQM型のアーベル懸線の"素数次数"の同種写像の分類問題を研究した。この問題は、このままの形であれば、楕円曲線の場合の分類の手法がほぼそのまま適応される。しかしながら、これらの対象のモジュライ空間である、素数レベル付きの志村曲線の代数的な点の分類という問題に拡張すれば、様々な困難が生ずる。それは、与えられた有限次の代数体k上の点に対して、その体上の良いモデルが一般には得られないことに依る。
そこで、ブラウアー群の理論を用いて、対応する元が消滅するようなkの2次拡大体K上のモデルをとり、その同種指標と2次拡大K/kに関する移送写像との合成写像を、分類に用いた。ここで、この2次拡大の選び方にはかなりの自由度があることが大切である。また、上の合成写像の12乗は、最初のレベルに関する素数p以外では不分岐であり、その4乗は、上のようなモデルの選び方に依らない。そして、まずは大きな枠での分類として、(キチンと分かる例外の素数pを除くと)2つのタイプI, IIに分類された。
タイプIIについては、2次拡大Kの同種写像の性質も用いて、楕円曲線の場合と同様な結果が得られた。タイプ1に付いては、志村曲線の還元の性質を用いて、pが4を法として3に合同であることを示し、それにより、楕円曲線の場合と同じような議論により、同様な結果をえた。そこでは、ある一つの素数に関する条件が必要となるが、前の楕円曲線の時の証明から、例外は高々2つまで許されることが分かっていたので、解析数論の結果を適応出来た。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Degree two Weil restrictions of elliptic curves over finite fields (II)2004

    • 著者名/発表者名
      Fumiyuki Momose
    • 雑誌名

      Proceedings of 2004 Workshop on Cryptography and Related Mathematics

      ページ: 109-116

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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