研究課題/領域番号 |
16540252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
保坂 淳 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (10259872)
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研究分担者 |
土岐 博 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (70163962)
中野 貴志 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80212091)
永廣 秀子 大阪大学, 核物理研究センター, 特任研究員 (10397838)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ペンタクォーク / クォーク模型 / 光生成反応 / Λハイペロン / シータ粒子 / エキゾチックバリオン / 光生成生 / マルチクォーク状態 / ストレンジネス / Exotic hadrons / Pentaquarks / Hyporon resonances / Photoproductions |
研究概要 |
本研究ではペンタクォーク粒子【○!-】^+の構造と生成崩壊反応に関する研究を行った。構造の研究としては、構成クォーク模型を採用し、5クォーク状態の構造を直感的に理解できる方法を提案した。そしてカイラルクォーク模型で得られていた結果を直感的に理解するとともに、クォークの波動関数によって、質量と崩壊幅がどのように現れるか詳しく解析した.特に、5体系の問題を散乱状態まで含めて正しく考察した。 一方実験で行われる生成反応からペンタクォークの性質を引き出すために、反応機構を調べた。我々は一貫して、有効ラグランジアンの方法を採用し、中間子とバリオンの結合パラメータは対称性から決めることで、パラメータにできるだけ依存しない方法に基づいた研究を行った。そして【○!-】^+のスピンとパリティーは未知量としてそれぞれの場合に期待される生成率、断面積の角度分布などを予言した。特に、pp反応で同種粒子の性質を用いて閾値近傍の生成率から【○!-】^+のパリティーを特定する方法を提案した。 さらにペンタクォークの物理に密接に関係した研究テーマとして、反対のストレンジネス量子数(S=-1)をもったハイペロンの励起状態、Λ(1405)およびΛ(1520)の研究を行った。前者はと強く結合することから以前から真性ではないものの5クォーク粒子の候補として、その性質を調べた。
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