• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

光反応によるランダムレーザーの発振モード制御の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16540296
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 物性Ⅰ
研究機関関西学院大学

研究代表者

栗田 厚  関西学院大学, 理工学部, 教授 (70170082)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード多重散 / レーザー / ランダム媒質 / 光反応 / FDTD / 多重散乱 / 可飽和色素
研究概要

ランダム媒質中で多重散乱された光の干渉によって起きる光記録効果と、ランダムレーザーを組み合わせ、ランダムレーザーの出力の波長・波面・偏光状態の制御を試みた。多重散乱光の干渉による光記録効果を、蛍光ではなく、試料からの散乱光によって検出すると、凸型のホールとなることから、書き込みを行ったものと同じ条件の光に対して、試料内での光の損失が減少していることが確認された。このことから、このような媒質を通してレーザー発振を起こさせれば、書き込みによって発振条件を制御されたランダムレーザーが実現される可能性が高いことが確かめられた。そのためには、制御用の光によって光反応を起こすが、レーザー発振時の強い光の影響は受けないような光反応材料が必要となる。しかし、現時点までに、多重散乱光の干渉による光記録効果が安定して観測される光反応材料は得られなかった。そこで、過渡的な光反応材料と見なすことのできる可飽和色素を混ぜ込んだランダムレーザーを用いて実験を行い、可飽和色素の効果が確かめられた。FDTD法によるコンピューターシミュレーションを行い、多重散乱光の干渉による光記録効果によるホールの形状(強度相関関数)を求めた。ホール形状の計算結果のうち、ホール幅については、理論や実験から予想される値とよく一致し、この計算が、光記録効果に対応する結果を与えており、ランダム媒質中の電磁場の計算に有効であることが確かめられた。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 多重散乱光の干渉による光記録効果2005

    • 著者名/発表者名
      栗田 厚
    • 雑誌名

      光学 34

      ページ: 594-596

    • NAID

      10016857234

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] Optical memory effect by interference of multiple-scattered light2005

    • 著者名/発表者名
      Atusi Kurita
    • 雑誌名

      Kogaku (Japanese) 34

      ページ: 594-596

    • NAID

      10016857234

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2005 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2020-05-15  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi