| 研究課題/領域番号 |
16550013
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
物理化学
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
上田 貴洋 大阪大学, 総合学術博物館, 助教授 (70294155)
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| 研究分担者 |
宮久保 圭祐 大阪大学, 大学院理学研究科, 助手 (70263340)
片岡 弘 富山大学, 教育学部, 助教授 (10361940)
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| 研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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| 研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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| 配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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| キーワード | キセノン-129 NMR / ナノ空間 / 1次元ナノチャンネル / マイクロエマルジョン / ダイナミクス / キセノン-129 / NMR / ゼオライト / 活性炭素繊維 |
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| 研究概要 |
本研究計画では、集積型金属錯体や有機ゼオライト、水-疎水性有機溶媒-両親媒性界面活性剤の3成分系において生成するマイクロエマルジョンに代表される動的ナノ空間の基礎的性質を明らかにするとともに、それらが関わる新規な物理化学的特性や機能の発見を目指して、主としてキセノン-129NMR分光法を用いて研究を行った。
まず、比較的剛直な細孔をもつ無機ゼオライトや活性炭素繊維(ACF)について、^<129>Xeや^<13>C核をプローブとするNMR分光法を用いてキセノンや二酸化炭素などの気体分子の吸着過程を追跡し、ナノ細孔内における気体分子の吸着構造や分子間相互作用に関する基礎データを取得した。
次に、気体吸蔵能を有する配位高分子錯体[M_2(O_2CPh)_4(pyz)】_n(M=Cu, Rh)について、吸着等温線測定や^<129>XeNMR細孔分析法を用いたキセノンの吸着過程に関する実験研究を展開した。その結果、キセノンが二量体を形成しながら吸着が進むことを突き止め、キセノン吸着挙動をナノ細孔構造の動的揺らぎの観点から議論することができた。
さらに、非イオン界面活性剤ペンタエチレングリコールモノドデシルエーテル/重水/デカンの三成分系において、マイクロエマルジョン内のデカン相に溶存したキセノンの化学シフト値の温度依存性に関する実験研究を展開し、^<129>Xe化学シフト値がマイクロエマルジョンの動的平均構造を反映することを明らかにした。
以上のように、平成16年度から平成18年度にわたる本研究計画によって当初の目的を達成したばかりでなく、本研究を通じて新たに確立した^<129>XeNMR細孔分析法による「マイクロエマルジョンのサイズ決定法」や「細孔物質におけるキセノン吸着構造と分子間相互作用の新しい評価法」等、新しい成果を得ており、^<129>XeNMR細孔分析法の今後の新展開が期待される。
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