研究課題/領域番号 |
16550142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
稲井 嘉人 名古屋工業大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60223210)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | キラリティ / ペプチド / らせん構造 / デヒドロアミノ酸 / 円二色性 / 計算機化学 / 不斉誘導 / らせんの巻き方向 |
研究概要 |
本研究課題は光学不活性ペプチドらせん骨格を主として用い、蛋白質骨格に内在する不斉情報の伝達経路や増幅過程を解明することを主たる目的としている。特に、キラル単位からペプチドらせん鎖への不斉情報の伝達をペプチド鎖-キラル単位、ペプチド鎖間およびペプチド集合体で検討した。 主な成果は以下のようにまとめられる。 ・ペプチドらせん鎖のN末端での分子間相互作用およびキラル錯体形成についての機構を確認できた。 ・ペプチド鎖の不斉誘導あるいはらせん鎖に沿った不斉伝達を幾つかのペプチドシーケンスで観測できた。 ・光学不活性なシーケンスの特定の位置にキラル残基を組み込んだペプチドについて、そのキラリティに及ぼす外部条件あるいは外部刺激の影響を明らかにした。 ・デヒドロアミノ酸を含有したペプチドらせんの円二色性スペクトルおよび遷移状態を分子軌道計算により予測することができた。 ・らせん鎖同士の不斉相互作用において、そのペプチドの化学構造と不斉誘導の関係についての情報を得ることができた。 ・オリゴペプチドの会合現象と不斉増幅に関する情報を得ることができた。 ・2本のペプチド鎖を適当なリンカーで結合させたペプチドについて、その不斉信号に及ぼす分子内キラリティや溶媒効果に関する研究に着手することができた。 ・ペプチド集合体としての固体状態や水溶液中での不斉相互作用を調べ、今後の展開における方向性を得ることができた。 本研究の一部は学術雑誌4件(発表予定を含む)にまとめられている。
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