研究課題/領域番号 |
16550160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能材料・デバイス
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研究機関 | 大阪府立産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
櫻井 芳昭 大阪府立産業技術総合研究所, 化学環境部, 主任研究員 (50359387)
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研究分担者 |
佐藤 和郎 大阪府立産業技術総合研究所, 情報電子部, 研究員 (30315163)
長山 智男 大阪大学, 大学院工学研究科, 助手 (90304005)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | ポリシラン / 紫外光分解 / マイクロレンズアレイ / イオン性ポリマーコロイド / ポリマー電着 / 無電界ポリマーコーティング / 交互吸着法 / カラー化 / イオン性相互作用 |
研究概要 |
本研究は、ポリシランのUV光分解に伴う物性変化に着目し簡便で実用可能な全く新しいマイクロレンズアレイ作製方法を創製することを目的とするものであり、以下に研究成果の概要について述べる。 1.ポリシランのUV光分解に伴う物性変化とポリマー電着法を組み合わせることで、直径が4pm程度の微小なレンズアレイの作製に成功した。本方法は、広範囲に均一にレンズアレイが作製可能であり、また、電圧や通電時間の制御によりレンズ形状を調節可能である。 2.ポリマーコロイド溶液中に顔料を分散させた電着液を用いることにより、単色(青、緑各色)ながらカラーレンズアレイを作製することに成功した。 3.ポリシランのuv光分解部分に生成するSi-OHの示すカチオン相互作用を利用することで、基板材料に電極を必要としない無電解ポリマーコーティングにより、十分な集光機能を示すレンズアレイの作製に成功した。本方法は、種々の材質にマイクロレンズの作製を行える点で、その利用用途の拡張が期待される。 4.交互吸着法を利用することで、イオン性相互作用による作製法における問題点であった付着ポリマー量の制御が可能となり、所望のレンズアレイ作製が行えることを示した。その結果、大きな肉厚のレンズアレイを作製できる可能性を示した。
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